米ルイジアナ州立大学とペニントン生物医学研究所の研究結果では、時折チョコレートクッキーを食べる女性はBMI値が低く、不安が少なく、機嫌がよく、摂食障害のリスクが低いことを示している。これは朗報。
しかも、時々チョコレートクッキーを食べる女性は、健康的な体重を維持する可能性が高いため、将来病気になりにくい。
栄養管理クリニック『Rhitrition』設立者で公認管理栄養士のリアノン・ランバートによると、大事なのはバランスなので、チョコレートが体に悪いという迷信を信じる必要はない。「控えめに食べるようにするだけで、体脂肪が減ることもあります。1日のカロリー摂取量と消費量に加えて、食事全体の質と量も、ダイエットにおける重要な役割を果たします」
『ReNourish』を執筆したランバートは、「体を大切にしながら目標体重を目指す上で、チョコレートを食べることには何の問題もありません。大事なのは食事の質と量を管理し、十分な睡眠を取り、毎日体を動かし、食べすぎないことです」と説明する。
「チョコレートが食べたいけれど、ダイエット中だから」と考えるのではなく、健康的なダイエットに成功した@thobrandtを見習って、型にはまったマインドセットをフレキシブルにしていこう。
「それまでのダイエット法は、“悪い食べ物” を制限して、“クリーンな食べ物” だけを食べるようにするというものだった」とインスタグラムで彼は語る。「でも、悪い食べ物を少しでも食べてしまった瞬間に、『これですべて台無しだ』と思って食べすぎてしまう。極端なまでにクリーンな食事を2~3日続けては大食いするのが、お決まりのパターンだった。それを何度繰り返しても、体重は一度も減らなかった。逆に増えることさえあった」
でも、マインドセットを変えたことで、食べ物の栄養価に重点を置けるようになったそう。「食事制限はやめたけれど、サラダよりもクッキーの方が高カロリーだという認識はあった。だから大抵、低カロリーで満腹になるサラダを選ぶようになった」
チョコレートを食べつつも、ヘルシーな食生活を送るには?
チョコレートを毎日少しだけ食べるのが “良いか悪いか” を問うのではなく、ランバートのアドバイスに従って、チョコレートのヘルシーな食べ方を身につけよう。
■じっくり味わう
そうすれば、チョコレートの食べすぎを防げるはず。
■食べる時間を変える
「夜になって、チョコレートに手を出してしまってもいい」とランバート。「でも、それが毎日の習慣で、そのたびに後悔してしまうなら、夜ではなくランチタイムに食べるようにしてみて。これであなたとチョコレートの関係が変わるはず」
■マインドフルに食べる
「マインドフルな食べ方を習得するのもおすすめ。今までとは違う方法で食べ物を味わい、食べ物に感謝できるようになる」とランバートは続ける。
ダイエット中のチョコレートとの付き合い方は、全部禁止! ではなく、食べ方を工夫すればいいだけ。そう考えるとダイエットのストレスも減るから続けられそう!
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。