日頃の甘いものへの欲求は、スマートフォンやタブレットが原因かもしれない。その内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

オランダの研究者は、電子機器から放つブルーライトを夜に1時間以上浴びるだけで、食欲や血糖値に影響を及ぼす事実を明らかにしている。

仏ストラスブール大学と蘭アムステルダム大学の博士課程の学生、アナヤンシ・メイシス=バルガスとその同僚によって行われた研究では、マウスにブルーライトを当て、翌日の食事の摂取量と耐糖能を観察したそう。

マウスには、齧歯動物の餌、水、ラード、砂糖水の4つの選択肢を与えて観察した結果、夜にブルーライトを浴びた雄のマウスは、浴びていないときに比べて、砂糖水を飲む量が多かったとのこと。

科学者は、ブルーライトがホルモンに影響を及ぼし、食欲や耐糖能を増加させることにつながると確信している。

「電子機器のスクリーンの前で過ごす夜の時間に制限をかけることが、ブルーライトによる弊害から逃れるための最善策になります」と、メイシス=バルガス。

「夜、どうしても電子機器を使用しなければならない場合は、画面を暗く減光できるナイトモード機能のアプリを利用するか、ブルーライトをカットする眼鏡をかけることをお勧めします」

夜に人工光を浴びることと肥満の密接な相関関係は、過去の研究結果からも表明されているよう。

夜のスマホいじりはほどほどに。
 

※この記事は、当初『7news.com.au』に掲載されました。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: The Daily Edition Translation: Yukie Kawabata