みなさんは今、ワクワクしていますか?
夏休み前だから、旅行プランにワクワクしている人もいるかもしれませんね。以前にこのEDITOR'S LETTERでご紹介したポジティブ心理学の本でも、人は楽しいことを体験している最中よりも、その計画をしている時間の方が、幸福度が高いという研究結果が紹介されていました。

気になっている人と初めてのデート。デート中よりも、デートが決まってから当日を迎えるまでの方が、勝手な妄想をしたり、着る服を考えたり、ワクワクどきどき楽しい気持ちが続きますよね。

常に少し先にワクワクする予定があると、一年中ワクワク楽しい気分でいられます。かくいう私も、この2か月ほどワクワクしているのが、今週末に職場のみんなで参加する24時間リレーマラソンの計画。メンバーを集めて、宿を予約して、レンタカーを手配して、チーム編成を考えて、と、幹事としては準備が山ほどあり大変ですが、それよりもワクワク感が強くて、まったく苦になりません。

さらにその予定の1か月後にも、自分でワクワクする企画を考えて仕込み中。

「毎日仕事と家の往復で面白いことがないなー」と思ったなら、自分で自分がワクワクするような予定を作ればいいのです。自分がイベントを主催しなくても、ワクワクするようなイベントに参加するだけでもいい。そういう小さなワクワクのゴールを、カレンダーにちょこちょこ入れていくと、毎日のごきげん度が確実に上がります。

私は人を集めて、みんなで何かをするのが大好き。駅伝部や手芸部、山ごはん部にボルダリング部、お菓子作り部などなど、色々な集まりを企画して実現してきました。あるとき、そんなイベントに参加してくれていた友人から「桐子さんはワクワクを作る人だね」と言われて、自分がやっていることは、「ワクワク作り」なんだと気が付きました。

自分がどんなことにワクワクするのか、いちばんよくわかっているのは自分。それなら自分でワクワクする予定を作って、365日ワクワクしていることもできるはず。

海外旅行に行かなくても、気になる男子がいなくても、ワクワクすることは作れます。夏の計画を立てるときに「自分がワクワクするかどうか」を基準に考えてみてはいかが?

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Kiriko Kageyama
エル・グルメ編集長/ウイメンズヘルス編集長

『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。