星占いに興味がある人なら、自分の星座について何から何まで検索してみた経験がある人もいるかもしれない。それぞれの星座の特徴や特性、ほかの星座との相性などについては十分情報が出回っているけれど、「自分と同じ星座の人がどれくらいいるか」について調べてみたことはある? 実は、ほかの星座よりも出生数が少ない“珍しい星座”が存在するのだ。

世界中で起きているさまざまな出来事は人口にも大きな影響を与えているため、統計学的に「レアな星座」の人がいるのは当然のことかもしれない。さらに、出生数の多い星座や少ない星座は、変化することもあるそう。

占いサイト「サンクチュアリ・アストロロジー(Sanctuary Astrology)」の専属占星術師であり、ポッドキャスト番組『Birth Chart Pls』を毎週配信しているローレン・アッシュさんによると、「出生率は(パンデミックなど)世界で起こる数々の事象の影響を受けるため、年によっても異なります」とのこと。天候や祝日などの要因も、出生率や「妊娠を決意する時期」に影響を与えており、その結果として出生数が最も多い星座と、最も少ない星座が出てくるという。

最もレアな星座は?

では、最もレアな星座は、何座なのだろうか? 答えは、1月20日~2月18日生まれの「みずがめ座」。理由としては、まずアメリカ疾病予防管理センター(CDC)の発表によると、2月の出生数が最も少ないから。さらに、「占星術においても、みずがめ座の期間は短めだからです」とアッシュさんは説明。

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みずがめ座は、占星術において「反逆児」と呼ばれる場合も。アッシュさんによると「カルマや規律、責任や構造の星である『土星』と、反抗的な変化をもたらす『天王星』に共同支配されている星座なので、チャレンジ精神がある」のだとか。また、先進的な価値観を持ち、自立していて、人への思いやりがあるため、平等な環境を作るためなら大きな力にも疑問を呈することを恐れないそう。

20年以上占星術を行っており、『Advanced Astrology for Life』の著者でもある、ニューヨーク在住のコンスタンス・ステラスさんは、「重荷を感じることを好まないため、恋愛よりも友情を大切にする傾向があります」と補足している。

みずがめ座と最も相性が良い星座は?

みずがめ座には、仲良くなる相手を慎重に選ぶ一面も。そのなかで相性が良いとされているのは、てんびん座(9月23日~10月22日生まれ)、ふたご座(5月21日~6月20日生まれ)、おひつじ座(3月21日~4月19日生まれ)、いて座(11月22日~12月21日生まれ)。これはみずがめ座が、好奇心旺盛で反抗心があり、おもしろみのある人に惹かれるからだそう。また、自分を居心地の良い場所から連れ出してほしいと願っており、同じような「風(ふたご座、てんびん座、みずがめ座)」や「火(おひつじ座、いて座)」のエレメントの仲間がその手助けをしてくれるそう。

また、みずがめ座はしし座(7月23日~8月22日生まれ)とも強い結びつきがある。出生時期が約6カ月ほど離れていて、星座の輪の中では対極の位置にあり、まさに「正反対同士が引き合う」関係性にある。

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この2つの星座は、ほかの星座ならできないような形でお互いを高め合うことができるそう。「みずがめ座としし座は興味深い組み合わせで、反発し合う関係にもなり得ます」とアッシュさん。「ただ、もしお互いに自分の気持ちを伝える方法を見つけ、相手の視点から物事を見られるようになれば、一生に一度の相性の良さを発揮するでしょう」

最も多い星座は?

反対に、最も出生数が多い星座は、「しし座」か「おとめ座」ではないかと考えられている。月ごとの平均出生数を計算した1994年から2014年の調査によると、おとめ座(8月23日~9月22日生まれ)の人数が何十年にもわたり最多だったとのこと。

しかし、科学関連情報サイト『Live Science』に掲載された、国立衛生統計センター(NCHS)の人口統計専門家による調査では、近年出生数が最も多い月は7月~8月だそうなので、しし座も当てはまることに。

2番目にレアな星座は?

みずがめ座に続き、2番目にレアな星座は12月22日~1月19日生まれの「やぎ座」。『ニューヨーク・タイムズ』紙が1973年から1999年に収集したデータによると、クリスマスや新年といった冬のホリデーシーズンに生まれる赤ちゃんはそれほど多くないそう。

アッシュさんは、「みずがめ座と同じように、やぎ座もカルマや厳しい試練を司る『土星』の影響を受けています。したがってこの2つの星座が、才能を成熟させていくなかで、孤立感や孤独感とどう向き合っていくかを考えるのは非常に興味深いです」と話している。

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13番目の星座・へびつかい座は?

実はこの「13番目の星座」の考えは、NASAがへびつかい座銀河団の存在を認め、星座図に小さな変更を加えたことから由来している。

アッシュさんは、「基本的に、へびつかい座は『天文学上』の星座であり、『占星術上』の星座ではありません。したがって、たしかに星座自体の変化は示しているものの、確立された占星術の日付や、星座に関連する特性には何も影響しません。西洋占星術は、地球上の私たちの視点から見た太陽の動きに基づいており、目に見える星たちの動きを追うものではないからです。宇宙が広がり続けて、天体が時間とともに移動しても同じままです」と解説。13番目の星座の登場により、自分が異なる星座に分類されるのではないか、との心配は不要なようだ。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

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