女性の体に対しては、みんなが文句をつけたがる。フィットなのはこっちだけれど、セクシーなのはあっちだとか、これくらいならいいけれど、あそこまでいくと強すぎだとか、理想のサイズはこれだとか。上から下まで全身をチェックされるのはもう十分! ウィメンズヘルスの信念に基づいて言わせてもらうと、女性の体に意見できるのは、その体の持ち主だけ。フィットネススターのアナ・ヴィクトリアにとって、ネイキッド・ボディ(ありのままの自分)とは? その内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

「私のネイキッド・ボディは、私が完全に不完全な人間であることのリマインダー。だからこそ、自分で自分を愛し続けたいと思う」

「社会に“美の基準”を押し付けられて、多くの女性が内面より外見を重視している。自分の見た目ばかりを気にして、自分の心を愛せなくなっている。人間である限り、私たちには違いや欠点があり、それを恥じる必要はないことを受け入れなくちゃ」

「ローマに3年住んだことで自分の見方が変わったわ。ヨーロッパでは、ヌードになっても恥さらしとは言われない。『単なる人間の体でしょう、大したことないじゃない』といった感じで、全然タブーじゃないのよね。それで私もオープンになれて、自分の体を恥じることがなくなった。その一方で、イタリアの“美の基準”はモデル業界の影響を受けているから、超スキニーな女の子が好まれるけれど、私はカービーな体が好き。「お尻を大きくしたい」と言うたびに「なんで?」と首を傾げられたし、女の子に「脚が超細いわね!」と言われるたびに「そんなこと言わないで! 必死で脚に筋肉をつけようとしているの」と反論したわ。でも、そのおかげで美の基準は普遍的じゃないことに気付いたの。美の基準には何の意味もない。大切なのは、自分が自分をどう見るかだけ」

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Marina Khifekel Translation: Ai Igamoto