これまでもリサイクルされたプラスチックを原料にしたコレクション「FIRST MILE(ファーストマイル)」など、サステナブルなスポーツアパレルを提案してきた「プーマ」。今回発表された「DAY ZERO」は、セントラル・セント・マーチンズのファッション学部と共同開発し、最先端テクノロジーを駆使したプロダクトを展開する。
「DAY ZERO」のネーミングは、南アフリカ南西部にある港町ケープタンで、干ばつにより水道の供給がストップする日のことを「DAY ZERO」と呼ぶことに由来している。同コレクションは、最先端の染色技術である「ドープ ダイ」を採用。染色プロセスが従来の加工方法よりも一段階少ないため、製造過程で使用されるエネルギー、水、化学物質を削減。また、厳しい基準をクリアして栽培されたコットンを用いることで、原材料を生産する際に使われる水の量を減らすことにも成功した。発表されたプロダクトにはケープタウンの地図がデザインとして落とし込まれており、有限な資源を守っていくメッセージがルックからも読み取れる。
キャンペーン画像は、デジタルテクノロジーでクリエイティブを制作するオランダのデジタルファッションハウス「The Fabricant(ザ・ファブリカント)」が手掛けたもの。「プーマ」は、エネルギー消費を抑えたマーケティング活動を行っていく予定だ。
同コレクションは現在オンラインストアで先行予約販売中。一般販売は3月19日(木)から。
詳しくはプーマ公式ウェブサイトでチェック。
jp.puma.com/jp/ja/select/central-saint-martins
スポーツファッション・サステナブルの記事を担当。山梨県の富士河口湖町へ移住し、オンラインを駆使して取材活動を行う。フェミニズムや環境問題などの時事ネタやニュース、人を掘るのが得意。 2020年までウィメンズヘルス編集部に在籍。