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自分を魅力的にする香水。その香りの特徴とは？
香水は、顔を引き立てるという研究結果が。
香水をつけると魅力が増した気分になるのは、単なる自分の思い込みだと思っていない？ 科学情報誌『PLOS ONE』に掲載された小規模な研究によると、良い香りをまとう女性は顔の魅力がより高く評価されることがわかった。もっと自分を魅力的にする香りについて見ていこう。
この実験は、フィラデルフィアにあるモネル化学感覚研究所の研究員たちが18人の被験者に、35〜50歳の女性55人の顔写真を見せ、顔の魅力を評価してもらった。研究員は、被験者が顔写真を見ている間に5種類の香りのうち1種類を放出した。魚油（最も不快な匂い）とバラのオイル（最も良い香り）、残りの3種類はこの2つのオイルの比率を変えてブレンドしたもの。
その結果、被験者が良い香りを嗅いだときほど、女性の顔の魅力度は高くなったという。
この研究ではローズオイルが使用されたが、良い香りであればどんな香りでもこの研究結果に当てはまると研究者は信じている。「香りの好ましさと顔の魅力は1つの統合され、感情的に評価されていることがわかりました」と話すのは、認知神経科学者のヤニーナ・ゾイベルト博士。
要するに香りと顔の魅力は、脳内の同じ領域で判断が行われているのかもしれない。
興味深いことに、女性にしわやシミを追加して写真を加工した場合でも、良い香りを放出すると顔に魅力度は高く評価された。だからこそ、自分の完璧でない部分についてはあまり気にする必要はない。「人が魅力的だと判断されるのは、見た目よりも内面や感情的な部分でのほうが大きいのです」とゾイベルト博士。
※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。
Text: Emma Haak Translation : Yukie Kawabata
