朝食を済ませたばかりなのに、もう朝のおやつ休憩を計画している。午前11時にもなれば、頭の中でランチを注文。あなたのメンタルスペースがいつも食べ物のことでいっぱいな理由はここにあった。その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。
国立衛生研究所の新たな研究で、食べ物はモチベーションの主要な供給源で、喉の渇き、恐怖、不安よりもより強力な行動誘発剤であることが分かった。この研究によれば、脳にある空腹感を調整する神経細胞(アグーチ関連ペプチド神経細胞として知られる)が刺激を受けると、食による利益への期待が、次のご馳走を得られるよう私たちの行動を変化させるという(=より生産的になるということ)。
だから今夜も、“バジルソースのカリフラワーピザ欲しい人?”という誰かの声で、それが聞こえとは裏腹にスーパーで買ってきた添加物とカロリーたっぷりのピザだったとしても、仕事をはかどらせようという気持ちになることが多いのだ。でもその労働意欲のせいで、いつの間にかあなたが不健康な食生活に陥ってしまってはいけない。
ちょっと仕事が片付くたびに、こっちでポリポリ、あっちでムシャムシャしていては、食べる量もカロリーもあっという間に増えていく。少量だからといって頻繁に食べているうちに、おやつ休憩を絶え間ないごちそうの時間にしてしまわないように。
仕事で頑張るために燃料補給をしたいなら、ヘルシーに生産性を高めてくれるものを選ぶこと。栄養豊富な全粒穀物や食物繊維を含む食品など、デスクでも体に良いチョイスをしてみて。
Text: Maxine Ali Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images