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体の健康にビタミンDがとても重要なのは周知の事実。ビタミンDが不足すると免疫力が低下し、疲れがたまり、異常なまでに汗をかき、気分がひどく落ち込む。しかも、ビタミンDはフィット女子にとって必要な栄養素でもある。この内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

ある研究チームが、アメリカ国内の成人約2千名における、ビタミンD濃度と心肺機能の高さ (運動中の筋肉に、心臓と肺がどれだけ効率的に酸素を供給するか) を比較した。

その結果、ビタミンD濃度の高さで上位4分の1に入った人々は、下位4分の1に入った人々に比べ、心肺機能が4.3倍高いことが分かったそう。ビタミンDの濃度が高い人の方が、ハードかつ長く運動できるということ。

米バージニア・コモンウェルス大学の内科学助教授、アムル・マラワン博士は、「性別、年齢層、人種、肥満度指数、喫煙状況、高血圧や糖尿病の有無にかかわらず、ビタミンD濃度が高い人は運動能力も高い結果となった」 と説明している。

「あらゆる集団において、この傾向は顕著で一貫していた。これは、(ビタミンD濃度の高さと運動能力の高さに) 強いつながりがあることを示しているし、ビタミンDを十分に摂取することの重要性を後押しするもの。人々が日光に当たる機会の少ない寒くて曇りがちな場所では、これが特に難しい」

研究チームによると、ビタミンDが大切なのは、これが筋タンパクの生成を促し、カルシウムとリンを細胞レベルに届けるのを助けるから。ビタミンDが速筋繊維の構造に影響を与え、「有酸素能力を高める」 ことも考えられる。

ただし、この研究結果が観察に基づくもので、因果関係を示すものでないことは言及に値する。つまり、ビタミンD濃度が高ければ高いほど運動能力が高くなる可能性はあるけれど、運動能力の高い人は外で過ごす時間が長く、結果的にビタミンDの濃度が高くなるだけなのかもしれない、ということ。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。