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ランナーなら、海外マラソンのレースに出たいという人も多いのでは?

そこで今回は、オーストラリア版ウィメンズヘルスが経験豊富なランナーや旅行者などが勧める世界各地のおすすめレースを7つをピックアップ。

1.パリ・マラソン

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場所:パリ(フランス)

人混みの合間を縫って走るのが得意な人には、パリの市道を占領して行われるパリ・マラソンが向いている。ランナーは凱旋門の前で感慨深いスタートを切り、シャンゼリゼ通りを駆け抜ける。エッフェル塔やノートルダム大聖堂、セーヌ川といったフランスの首都を象徴する名所を観て回るには、このレースがおすすめ。また、パリ・マラソンには約145カ国から2万7千人以上が参加する。「聞くところによると、パリ・マラソンはすごいらしい」と話すのは、ベテランランナーのマーフィー。「それに、パリほど贅沢な目的地なんてないよね」

2.ストックホルム・マラソン

場所:ストックホルム(スウェーデン)

今年で41回目を迎えるストックホルム・マラソンでは、1912年のオリンピックのメイン会場となったストックホルム・スタジアムがスタート地点であり、ゴール地点でもある。13世紀に作られた旧市街ガムラスタンを含む、ストックホルム周辺の島々を巡るルート。歴史的でカラフルな建造物が、行く先々でランナーの心をつかむ。40年も続いているからには、特別な魅力があるに違いない。

3.ミッドナイト・サン・マラソン

場所:トロムソ(ノルウェー)

汗だくになる真夏のリゾートレースに興味がないなら、日が落ちないミッドナイト・サン・マラソンを走ってみよう。5月20日から6月22日まで、ノルウェーでは「ミッドナイト・サン(真夜中の太陽)」が見られ、もの好きなランナーたちが、文字通り真夜中にマラソンを走る。ルートの大半は海岸沿いなので、絵に描いたようなノルウェー海の景観が楽しめるし、壮大な山々を背景に、トロムソで一番の観光名所、北極教会を通り過ぎるのもオツ。街全体が見渡せるトロムソ橋を渡ってからのレース後半は、平らな道が続く。

4.シドニー・マラソン

場所:シドニー(オーストラリア)

せっかく南半球へ行くのなら、オーストラリアで人気のシドニー・マラソンを走ってみよう。「シドニーの街を横断しながら、街全体と数々の名所が楽しめる」と話すのは、ランニングクラブ『Marathon Maniacs』の共同設立者でマラソンを250回以上走ったというクリス・ウォーレン。ブラッドフィールド・パークを出発したランナーたちは、ハーバーブリッジを渡り、センテニアル・パークを横切り、シドニー・オペラハウスの階段でドラマチックなフィナーレを迎える。平たんかつ走りやすいコースなので、世界有数の人気都市を観光しながらレースが楽しめるはず。

5.万里の長城マラソン

場所:天津(中国)

苦労してこそメダルがうれしいという努力家のランナーには、万里の長城マラソンがおすすめ。スタート地点とゴール地点は、歴史的な要塞(ようさい)、黄崖関長城のそばにある陰陽スクエア。ランナーたちは、スタートしてすぐ万里の長城へと足を進める。このレースの序盤と終盤では、地元の人が “ヤギの道” と呼ぶ階段を上らなければならない。ご想像の通り、長くつらいと同時に最高の道のり。古い村々を走り抜けると、広々とした丘の斜面が目に入り、何百人という地元観衆の熱心な声援に迎えられる。気弱な人には向かないけれど、一生忘れられないレースになるのは間違いない。

6.カウアイ・マラソン

場所:カウアイ島(ハワイ)

「かなりタフではあるけれど、どうせ苦しむのなら、楽園で苦しむ方がいいでしょう」と話すのは、『Manathon Maniacs』のイベントコーディネーター、アンジー・ウィットワース=ペイス。このレースでは、太平洋、火山、生き生きとした草木など、実にハワイらしい景観が楽しめる。スタートおよびゴール地点はポイプビーチで、かの有名な “木のトンネル” を走り抜けるのも気持ちいい。カウアイ・マラソン後にキレイなビーチでくつろぐのは最高の褒美でしょう。

7.ローマ・マラソン

場所:ローマ(イタリア)

「ローマに来てまでマラソン?」と思うかもしれないけれど、ロサンゼルスのホームレスがローマ・マラソンを走るまでの道のりを収めたドキュメンタリー『Midnight Mission Runners』を観れば、一度は参加したくなるはず。そのうえローマは、文化、歴史、芸術、地元住民など、全てを兼ね揃えた世界屈指の観光都市。コースは比較的フラットなので、美しい歴史的な建造物の間をテンポよく駆け抜けられる。ここ数年でローマ・マラソンの人気は上昇し、昨年は1万4千人近いランナーが参加した。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: McGee Nall Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。