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女性と幸せについて、LAに拠点を置く著名で才能ある医師と話をする素晴らしい機会に恵まれた。彼女の経験では、およそ9割もの女性が自分の見た目に満足していないそう。その内容をオーストラリア版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

これは非常に大きな問題で、この状況を変えるために出来ることがあれば彼女は何でもしたいと思ったそう。これほど多くの女性が、自分の外観にがっかりしているなんて心が砕ける。

私のようなタイプなら、あなたも「自分の見た目に完全にハッピーな人なんていないでしょう」と、まるでそれが不可能であるかのように言うかもしれない。

私が自分のスタイルに満足できるようになったのは、40歳のとき。その大台に乗る誕生日が近づくにつれ、たくさんのことを諦めてきた自分がすごく嫌になった。怠けては自分のゴールが大して重要ではないと決めつけてきた。40歳が近づき、目標を諦めてきたことを恥ずかしく思った。もっとたくさん、もっと凄いことが出来たはずなのに、それを達成するために必要な努力をしていなかったことに気付いて、自分にうんざりした。

もう20年近くフィットネス業界にいるけれど、自分が満足できる体を探求する中で、ボディ変革に関する興味深いことをいくつか学んだ。頑張る自分がくじけそうになったり、弱気になったりしたら、これを思い出してみて。

1.大規模な行動が必要

体は恒常性を念頭に置いてデザインされている。だから、現状のままでいようとする体の意思を覆すためには、明確で決定的なアクションを起こすよう脳を訓練しなければならない。「食べるものには一応気を付けてるよ」程度では、期待通り5kg痩せることはできない。私自身も変化を起こすために、毎日明確で一貫した行動を取るようになったことに気付いた。“全速前進” しない限り、残るは “完全撤退” のみだったから。

2.あなたが本気だと体が納得するには強い一貫性が必要

あんなに頑張って鍛えたのに、ちょっと旅行に行った隙に数レベル後退したように感じる。これは私自身も直面せざるを得なかった事実。体を次のレベルに持っていくには、真剣にワークアウトの日数とその強度に一貫性を持たせなければならなかった。リカバリー時間が長すぎて形勢が不利にならないよう、体に与えた休日は必要な分だけ。

3.新たな行動の結果が出るには丸々10日かかる

これはダイエットにもワークアウトにも当てはまる。体は変化に対抗する一方で、適応能力にも優れている。同じ刺激を何度も受ければ、最終的にはあなたに協力し順応してくれる。例えばパレオダイエットなどの新しい方法を取り入れたとしても、たった1日でその効果は発揮されない。そのプランを10日間継続して初めて、変化の兆しが見え始めるもの。

4.女性にとって、目に見える変化の法則は8割のダイエットと2割のエクササイズ

“悪い食生活に劣るものはない” という言い回しがあるけれど、これは本当。私自身、とても戦略的かつ意識的に食事を摂ることを学んだことで、今では特定主要栄養素を10日間断ち、劇的な変化を得ることもできるようになった。ある方法で食べれば腹筋が一気に消滅するけれど、違う方法で食べれば筋肉の増強が顕著に見られる。その期間に摂取するタンパク質、脂質の量がすべて。

5.炭水化物は良くも悪くもない。その食べ方で違いが出る

ボディ変革中、ワークアウトの前後に炭水化物をがっつり食べないとパフォーマンスが上がらず、気分も乗らず、ベストな結果は出ないことに気付いた。

6.スポーツ専用のサプリが穴を埋め、パフォーマンスとリカバリーを助けてくれる

ワークアウトは大好きだけど、エネルギー不足によく悩まされた。筋力トレーニングに気合が入っていたことなんてほとんどなかった。これは単純に私の生理機能の話で、何かすれば変わるというものではなかったと思う。ボディ変革中、特定のスポーツサプリがものすごく役に立つことが分かった。正しいコンビネーション (“スタック=重ねる” と呼ばれる) で飲めば、半端なく厳しいワークアウト中も見るからにパワフルでいられたし、体調も良いと感じることができた。

7.ゆっくり始めれば始めるほど、結果は早く出る

人間の個性において、エゴは重要な役割を果たす。あなたは超フィットで素晴らしく素敵な女性だと、あなたに信じ込ませるのがエゴの仕事。私の新しいクライアントの85%は、実際の状態よりも自分が健康だと信じてやって来る。私もそうだった。ボディ変革以前は、自分で思うほど強くもフィットでもなかったのに。ジムでは、意気込んで最初に頑張りすぎる傾向があった。でも、頑張りすぎないようにしたら、進歩がずっと早まっていることに気付いた。

8.変化とは居心地の悪いもの

変化を受け入れ、居心地の悪さに慣れることを学ぶのもボディ変革の一部。ワークアウトが厳しくなると、諦める理由を探す自分がいた。セットをこなさかったり、疲れたからと言って帰宅したり。でもその後、違う自分になりたければ、うまくいかないシステムを上書きしなければと思った。懸垂を怖がるのではなく、挑戦するだけでいいんだと自分に言い聞かせた。それで失敗したっていい。その失敗は、ある日成功に変わるから (本当に変わった!)。

9.年齢は関係ない

30歳のとき、様々な痛みに悩まされた。「あなたも30代だからね」と友達に言われ、そうだなと納得した。でも本当は、ただ体がなまっていただけ。40歳に近づくにつれて脂肪が増えてくれば、「もうすぐ40なんだから、こういうものでしょ」と自分に言い聞かせた。でも、その馬鹿な考えに歯向かって、人生で最高のボディを手に入れた。今の私は20代の自分よりずっとフィットで、30代の自分よりエネルギーに溢れ、39歳の自分よりも引き締まっている。歳のせいでフィットになれない、体を変えられないと信じて自分を傷つけないで。年齢なんて関係ない。

10.砂糖とアルコールは深刻に行く手を阻む

人生は楽しくあるべきで、ほどほどの砂糖とアルコールは問題ないと思う。でも、ほんのちょっとの砂糖とアルコールで、ボディ変革がものすごく困難になる。どちらかを摂取すると、脂肪燃焼モードだった体が、何か不安定なエネルギーに変わる気がした。最終的には、本当に体を変えたいなら、脂肪燃焼モードから抜け出している時間はないことに気付いた。全速前進か、完全撤退か、二つに一つの状況で、アルコールと砂糖は前進全速を助けるものではなかったから。

https://www.womenshealth.com.au/10-things-no-one-tells-you-about-transforming-your-body

Text: Holly PerkinsTranslation: Ai Igamoto Photo:Getty Images