近年、注目を集めているフェムケア。デリケートゾーンは年齢・生活習慣・直接的な肌負担など、ストレスがかかりやすい場所だけに、誰もが一度は不快感を感じたことがあるのでは。そんな周りには言いにくいデリケードゾーンのケアに、人気スキンケアブランド「meeth(ミース)」が着目。開発に2年もの歳月をかけ、『フェムメロウブライトセラム』を発表。美肌研究家でありmeethの社長も勤めるソンミさんに、デリケートゾーンのケアについて伺った。

スキンケアブランドがデリケートゾーンケアを開発

a person in a green dress

−–meethはフェイシャルのスキンケアブランドとして認知されていたと思うのですが、ボディ商品を出した経緯とは?

「meethの商品開発で一番大切にしているのが、『会社が作りたいものを作る』のではなく、『お客様が求めているものを作る』ということです。meethのお客様って、これまでいろんな商品を試してmeethに辿り着いたという方が多いのです。だから美容を熟知しているし、意識が高く、知識も豊富です。そんな方たちが、次にmeethに望んでいるものってなんだろう?と思いました。そこで、meethに作って欲しいものをプレゼンしてもらおうと思い企画を募集したのです。

そうしたら「みなさん美容業界の人⁉️」と思うくらいレベルの高い企画が集まりました。その中にデリケートゾーンケアの提案があり、目が止まったのです。

デリケートゾーンは経皮吸収率の高い部位、しかも妊娠・出産といった機能がある女性にとっては特に大切な場所です。肌研究に特化したmeethだからこそ作れる商品があると思い、デリケートゾーンケアの開発に踏み切りました」

−−製品を開発する上で大切にしたことは何ですか?

「企画応募してくれた方とmeethの両者が納得できる商品を作ることです。それこそ、企画をプレゼンしてくださった方は、世の中に売ってるフェムケアアイテムをほとんど試したという方。今ほど商品は多くなかったかもしれませんが、とにかく知識が豊富で、明確な理想をお持ちでした。

また世の中にある大半のスキンケア商品は、保湿や香りなど何かしら特化しているものが多いと思うのですが、meethではあらゆるお悩みにアプローチできるオールマイティな製品作りを目指しています。そのほうがお財布に優しいし、結果的に続けやすいですから。

そんな感じでお互いの目標値が高すぎたため、開発がとにかく大変で(笑)。互いに妥協せずこだわり抜いたため、完成までに2年かかりました」

−−開発で苦労したことは何ですか?

a woman sitting at a table


「meethではいつもみなさんがあっと驚くものを作ろうと思っています。しかしデリケートゾーンケアであっと驚くものって何だろう?と。どういう悩みがあって、どんな体感が必要なのか、そこの設定がすごく難しかったです。だからSNSのフォロワーさんや社内の女性たちにどういう悩みがあるか、調査を行いました」

––普段オープンに話せないからこそ、いろんなお悩みが集まりそうですね。

「そうですね。最も多かったのは、くすみ・黒ずみでした。原因はメラニン色素の沈着。メラニンは外部からの強い刺激があることで肌を守ろうとして過剰に生成されます。デリケートゾーンは下着のスレなどで日々負担のかかる部位だから、くすみやすい場所なのです。

VIO脱毛をきっかけに、色味が気になりだしたという声はたくさんありました。知り合いのサロン経営者にも話を聞きましたが、VIOのくすみがない人は1000人に1人程度と言ってました。続いて乾燥という声も多かったです。乾燥はかゆみなどの不快症状にもつながります。その他、ムレや臭いが気になるといった声もありました」

デリケートゾーンの常在菌も意識

ソンミ

−–そんなあらゆるお悩みをまるごと受け止めてくれるのが、『フェムメロウブライトセラム』ということですね?

「先ほどお話したくすみ・黒ずみ・乾燥・ムレ・臭いなどに加え、常在菌も意識しました。デリケートゾーンには様々な常在菌が存在します。しかし、免疫力が低下していたりすると、バランスがくずれて病気になる可能性もあるため、乳酸菌を増やす働きをサポートしたいと思いました。あと植物性のハイドロキノンと言われる美白成分も入っています。

抗菌作用や保湿効果が期待できるローズ水、そして最強の保湿成分との異名を持つ異性化糖も含まれていますよ。

『フェムメロウブライトセラム』の開発では、オンラインでのやりとりはもちろん、企画立案者の方、原料会社さん、製造会社さんなどみんなで開発会議を行っていました。「この組み合わせは少しベタつくよね」とか「ちょっと刺激を感じた」という風に何通りもの組み合わせを地道に試し、その都度意見交換を行いました。

2年間かけて「使用感」と「お悩みへのアプローチ」に徹底的にこだわり、『フェムメロウブライトセラム』はみんなの意見が一致して完成した1本です。変化の目安は3週間。個人的には、もちっとした質感への変化を感じています。

成分や効果の追求はもちろん、ショーツをはく場所なので使用感にもこだわり、さらっとした心地のいいテクスチャに仕上げています。とても軽いのですが、パワフルな保湿力が自慢です。伸びがいいので1本で2カ月以上もつと思います」

––フェムケア商品の開発について、婦人科の先生からリクエストもあったそうですね。

「知り合いに婦人科や皮膚科の先生がいるのですが、meethを使ってくださっている方もいて、かねてから相談を受けていました。実はこの数年、デリケートゾーンケアが流行り、間違った情報を鵜呑みにして、過度なケアをしてしまっている女性もいるのだそうです。

中には神経質になりすぎて、幼稚園のお嬢さんにデリケートゾーン専用ウォッシュを使っているという方もいたのだそう。しかしこういった商品の多くが大人の女性向けに開発されています。小さい子供が使ったら常在菌のバランスがおかしくなってしまいます。

フェムケアが注目され積極的にケアしようといった風潮があるのか、敏感になっている方もいるようです。だから肌研究を専門としているmeethに安心できる商品を作り、正しいケアや情報を発信してほしいと言われました」

––そういった背景もあったのですね。最後に『フェムメロウブライトセラム』をどんな方に向けておすすめしたいですか?

「もちろんあらゆる女性にです。とにかく顔にも使えるくらい優しい成分で作っているので、フェムケアに興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない方。そして何がいいかわからないままケアをしている方にも、きっと気に入ってもらえるはずです。

個人的には、全身に使いたいぐらい気に入っています。デリケートゾーン以外なら、脇・バストトップ・膝・ひじなど黒ずみやすい部分のケアにもおすすめですよ」

デリケードゾーンのあらゆるお悩みに寄り添ってくれる『フェムメロウブライトセラム』。毎日のお手入れにプラスして、心地よく快適な日々を目指しませんか。

【プロフィール】ソンミ 株式会社meeth代表/美肌研究家

1989年1月11日生まれ。ファッションモデル・タレントを経て、現在美肌研究家として活動中。美容全般を発信する“美容家”ではなく、美肌を追求する“美肌研究家”。「美肌は最高のジュエリー」をコンセプトに「ミース」を立ち上げ、アジア女性の肌を守るべく商品開発に勤しむ。Instagram@sonchan0111

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Photo:CEDRIC DIRADOURIAN Text:NAOMI TANAKA

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Kanna Konishi
ウィメンズヘルス・副編集長

編集者として多くのメディアに携わったのち現職。健康オタク歴20年、趣味は"毒出し"で、体と心と部屋を効率よく整え、環境にもいい健康法を探るのがライフワーク。チアリーダー経験あり、勝手に人を応援しがち。仕事では「心から推せるものしか紹介したくない!」と目を血走らせ、常に情熱大陸に上陸中。 

Instagram: @editor_kanna_purico