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レベル別に選ぶべき一足がわかる！ 2023年最新おすすめランニングシューズ21選
これから走り始める人も、走ってる人も、今の走力やこれからの目的に合わせて最適なランニングシューズを選ぼう。
朝晩の気温がグッと下がり、走るのが気持ちいい季節がやってきた。手軽にできてどんなレベルの人でも楽しめるランニングは、血行が良くなったり、セロトニンが分泌されたりと心身にうれしい効果がいっぱい。でも、どんなランニングシューズを選べばいいかわからないという声もよく聞かれる。そこで今回は、ランニング初心者、ハーフマラソンやフルマラソンに挑戦する程度の中級者、フルマラソンのタイムを縮めたい上級者という3つのレベルに分けて、今選ぶべき新作シューズをご紹介。レベル別にシューズ選びのポイントも解説するので、参考にしてみて。
ランニング初心者はどんなシューズを選ぶべき？
今回、7社の数多あるランニングシューズの中から初心者向けのシューズをおすすめしてもらった結果、共通していたのは軽量でクッション性が高いシューズということ。
最近の厚底シューズは前へ前へと足が勝手に進むようなソールになっているものも多いので、走ることに慣れていない人も楽しく走り出せるはず。
【初心者におすすめ】Fresh Foam X 1080 v13
軽さと反発性が特徴のフレッシュフォームの最新型は、つま先とかかとが上がった船底型のようなロッカー構造で、自然に足を前へ前へと進めてくれるから、初心者も楽に走り出すことができる。アッパーがタイトすぎないフィットなので、長時間のジョグでもキツく感じることがなく快適さをキープ。アッパーにはリサイクル素材を使用している。
¥18,700／ニューバランス
【初心者におすすめ】GEL-KAYANO 30
安定性とクッション性という相反する機能特性を両立した設計で、初心者ランナーの足を守る点においても安心。ミッドソールのフォーム材の24％がバイオ由来で、シューズのライフサイクルで排出される温室効果ガスを計算したカーボンフットプリントは10.7kg Co2 eというサステなブルなシューズでもある。
¥19,800／アシックス
【初心者におすすめ】ナイキ インフィニティ ラン 4
足に吸い付くようにフィットする「インフィニティ ラン 4」は、新開発のナイキ リアクトX フォームを採用。エネルギー使用量の少ない工程で作られているので、製造による炭素排出量を43%削減。エネルギーリターンも向上したため、弾むように走り続けることができる。こちらのシューズはピッタリとしたフィット感で作られているので、いつもより少し大きめサイズを選ぶ方がベター。
【初心者におすすめ】CLIFTON 9
ホカの数あるシューズの中でも長年に渡って愛され続けているクリフトンは、初心者にも最適。マシュマロのような浮力を感じる履き心地で、走る時だけでなくデイリーにも履いて過ごしたくなる。 クリフトン 9はこれまでよりさらに軽量になり、ソールのクッション性と反発力のバランスもアップ。豊富なカラバリもうれしい。
【初心者におすすめ】ULTRABOOST LIGHT
ソールに新素材「Light BOOST」を使用することで、クッション性と履き心地は維持しながらも、ウルトラブースト史上最軽量を実現した「ウルトラブースト ライト」。レベル別に多くのモデルがラインナップするアディダスの中でも、初心者におすすめだ。アッパーに使用されている糸は、50%以上がパーレイ・オーシャン・プラスチック製、残りの50%がリサイクルポリエステル製と、前のモデルと比較して一足当たりのCO2排出量を10%以上削減している。
【初心者におすすめ】UAホバー ソニック6
アンダーアーマー独自のクッション「HOVR（ホバー）」が着地の衝撃を効率よく推進力へと変換し、かかとを覆う外付けヒールカウンターが足のブレをガード。初心者の足元もしっかりサポートしてくれる。 アンダーアーマーといえばトレーニングのイメージが強いけれど、ランニングシューズも競技レベルまで揃っているので要チェック。
【初心者におすすめ】Cloudsurfer
各コンポーネントが走るときにどのように反応するかを徹底的にシミュレーションして生み出された「CloudTec Phase™」を採用したという「クラウドサーファー」。コロンとボリューム感がある見た目とは裏腹に非常に軽量で、クッション性も高いので長時間のランニングでも疲れにくいため、初心者から中級者まで幅広くおすすめ。
ハーフマラソン・フルマラソンを走るのにおすすめのランニングシューズは？
最初は30分走ればクタクタだったという人も、少しずつ走っているうちに1時間走り続けることも苦じゃなくなる。10キロを走れるようになったなら、次なるステップは、ハーフマラソンやフルマラソンへの出場。最初はタイムを狙うのではなく、完走を目標に挑戦してみよう。
ハーフマラソンなら2時間以上、フルマラソンで4時間以上もの時間走り続けるとなると、大切になるのがサポート力。初心者向けシューズ同様クッション性の高さも重要ながら、長時間走っても疲れにくい安定性も必要になってくる。各社がハーフマラソン・フルマラソン完走を目指す中級者におすすめしてくれたシューズを見てみよう。
【中級者におすすめ】FuelCell Rebel v3 CC3
スピード走行を支える安定性とクッション性を向上した「FuelCell Rebel v3」。厚みと幅を増したミッドソールが、アッパーのガセットタンと連動してスムーズな足運びを実現。リズムに乗りやすくスピード走行を快適にサポートしてくれる。通気性とフィット性に優れたニットアッパーは、足と一体化するような履き心地。
¥15,950／ニューバランス
【中級者におすすめ】MAGICSPEED 3
これまでの「マジックスピード」シリーズと比べ、素材や靴底の形状にアップデートを加えることで安定性とクッション性を向上。ランニングのレベルにある程度自信がついてきた方で、パーソナルベストやカーボンシューズに挑戦したい方におすすめの一足。
【中級者におすすめ】ナイキ インヴィンシブル ３
ナイキのランニングシューズの中でも衝撃吸収性と反発力を兼ね備えた「インヴィンシブル 3」。ロッキングチェア構造と幅広のミッドソールにより、抜群のクッショニングと足裏の柔らかい感触を提供。フライニットアッパーとフライワイヤー ケーブルの組み合わせにより、足をしっかりと安定させる。
【中級者におすすめ】ADIZERO SL
軽量性、耐久性、高反発性を兼ね備えた「アディゼロ SL」は、マラソン初心者から普段走り慣れている人まで満足できる万能シューズ。軽量のミッドソールが弾力性を生み、次の一歩の踏み出しをサポート。パッド入りのヒールとシュータンが、アディゼロ ヒールブリンカーと共にとびきり快適な履き心地を提供してくれる。
【中級者におすすめ】MACH 5
柔らかさと反発力を備えた「マッハ 4」と瞬発力の高い「マッハ スーパーソニック」をベースに生まれたマッハ 5は、速く走りたい人に最適なシューズ。反発性とライド感の良さが特徴で、走るペースに関わらず足が疲れにくい設計だ。足に直接触れる上部には軽量で反発力の高いフォーム、底部にはラバライズドEVAフォームを使用した二重構造のミッドソールを採用している。
【中級者におすすめ】Cloudmonster
トレーニングからレースの完走、そしてタイム更新まで幅広いランナーを支えてくれるのが、オン史上最大のCloudTec®を取り入れた「クラウドモンスター」。反発力を生み出す「Speedboard®」とCloudTec®が合わさることで、これまでにない柔らかな着地とリバウンドの大きさを両立。効率的なエネルギーリターンで走りを力強く支えてくれる
【中級者におすすめ】UAベロシティ3
軽さとクッション性をバランスよく兼ね備えた「UAベロシティ3」は、ランナーのトレーニング効果を高めるテンポアップシューズ。ラバーレスのアウトソール<FLOW（フロー）>テクノロジーを搭載することで、地面との接地感を最大限に高め、高いグリップ力を実現。軽さに加え、ゾーンごとに伸縮性の強度を調整するアッパーがフィット感を高め、ランナーの走力を高めてくれる。
タイムを縮めたい人におすすめのランニングシューズは？
フルマラソンも楽々走れるようになってきたら、自己ベスト更新を目指したくなる。そんな上級ランナーは、タイム更新を助けてくれるランニングシューズを味方につけよう。
各社がタイムを縮めたいランナーにおすすめしてくれたのは、どれもカーボンプレート内蔵のシューズ。カーボンプレート入りのシューズは、着地した後にカーボンプレートの高い反発力で強い推進力が得られるのが特徴。世界的にもカーボンプレート入りの厚底シューズで次々に記録が出ているとあって、各社がしのぎを削っている。
カーボンプレート入りのシューズは価格も他のシューズに比べて高額になりがちで耐久性も高くはないため、日頃からの練習用というよりはここぞというレースのために取り入れたい。
【上級者におすすめ】Fuel Cell Propel v4
より速く走るために開発された「FuelCell」シリーズの中でも、安定性と反発性を両立したプレート入りシューズが「FuelCell Propel v4」。従来よりソフトなFuelCellと、カーボンプレートよりしなやかなTPUプレートが身体の負担を軽減するほか、反発性を受けながら安定性も確保され、前への推進力を実感できる。コントロールしやすいので、プレートシューズ初心者にもおすすめ。
【上級者におすすめ】ナイキ ヴェイパーフライ 3
厚底カーボンプレートシューズの火付け役とも言えるのが、ナイキの「ヴェイパーフライ」。その最新作はアウトソールの薄型ラバーを改良し、耐久性を損なうことなく素材使用量を削減。厚みを抑えて軽量化に成功。 カーボンファイバー製フライプレートは推進力のある硬めの履き心地で、どんな距離でもレース当日にふさわしいスピードで走ることができる。自己ベスト更新を狙う、ここぞというレースの時に心強い味方になってくれる。
【上級者におすすめ】METASPEED SKY
大会で記録を狙う上級者ランナーにオススメなのが、ランナーの走法に合わせて展開する「メタスピードスカイ +」「メタスピードエッジ+」などのメタスピードシリーズ。ASICSの軽量ミッドソールフォーム材の中で最も反発性に優れた「FF BLAST TURBO」を採用。それぞれカーボンプレートの形状や前足部のカーブ形状が異なるので、試し履きをして自分の足に合った一足を見つけて。
¥27,500／アシックス
『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。
