むくみ・たるみ・二重あご……フェイスラインに関する悩みはつきない。そして「顔を小さくしたいけれど、セルフでどうにかしたい」という人も多いはず。今回は、顔が大きくなる原因と小顔になるための生活習慣、小顔マッサージ&トレーニングの方法をご紹介。エディターおすすめの美顔器も併せてチェックして。

目次

顔が大きくなる原因って? 悪習慣チェック項目

下記の4つが当てはまる人は、顔を大きくしてしまっているかも?

  • 冷たいものばかり食べる
  • 椅子に座るときは背もたれを使う
  • リモートワークで1日中座りっぱなし
  • ヒールの高い靴ばかり履く

それぞれ具体的な理由を、美容整体師の川島悠希さんが解説してくれた。

①冷たいものばかり食べる

冷たい食べものは、顔の筋肉や内臓を冷やしてしまう。体が冷えると筋肉が固まり、血液循環や代謝が悪くなる。すると、老廃物が体に溜まりやすくなったり、むくみを引き起こしたりして、顔が大きく見えてしまう。小顔にこだわるのであれば、顔も内臓も冷やさないことが重要だ。体温よりも温度が低い食べものは、できるだけ食べないのがベスト。

②椅子に座るときは背もたれを使う

普段の姿勢も小顔と関係する。たとえば椅子に座るとき、背もたれに背中をつけて両肩を落とし、ため息をつくような姿勢で座るなどしていないだろうか。たしかにラクな姿勢だけれども、この姿勢をすると骨盤は後ろに傾き、背骨が丸まった前傾姿勢で猫背の状態になっている。肩甲骨が上がり、肩が巻き込まれ、いわゆる「巻き肩」も引き起こす。そうすると、本来、首の上にあるべき頭も前に出てしまう。血管や神経の通り道である首がまっすぐでないため、顔への循環が悪くなって大きな顔になってしまうのだ。電車やオフィスなど、座るときは骨盤を立てて座ることを意識しよう。

③リモートワークで1日中座りっぱなし

デスクワークが多く、1日中座りっぱなしの人は要注意。1日15分でいいので、ウォーキングを日々の生活に取り入れよう。ウォーキングは骨盤を動かす一番簡単な方法。骨盤の歪みは顔の代謝を左右する首の歪み、そして全身の血行にも影響を及ぼす。骨盤の歪みを整えるためには、まず、骨盤がよく動くような状態になっていることが大切。しかし、座り姿勢が続くと、骨盤が動きにくくなってくる。骨盤を動かすためのウォーキングでは、できれば荷物をなにも持たずに、肩甲骨をフリーにして歩くのが理想的。1日たった15分のウォーキングをするだけで骨盤をしっかり動かすことができる。

④ヒールの高い靴ばかり履く

ヒールの高い靴を履くのは、小顔のためにはあまりよくない。なぜなら、猫背の原因になるから。重心がつま先にかかることで骨盤が前に倒れ、内股になり、猫背になる。猫背で肩甲骨が丸くなると、首が前に出て、顔の循環が悪くなってむくみ、顔が大きくなってしまう。また、外反母趾、偏平足、浮き指の人も要注意。重心がかかとに片寄って骨盤が後ろに傾き、がに股になり、猫背になってしまう。小顔を手に入れるためにはスニーカーなど、足の裏全体を使って安定した歩き方ができる靴を選ぼう。

上記ような習慣がある人は、まず見直してみて。

小顔でいるための習慣とは?

美容整体師の川島悠希さんが教えてくれた、小顔になるための生活習慣はこちら。

  • よく噛んで食べる
  • 硬いものを食べ過ぎない
  • 1時間に1回は立ち上がって歩く
  • 仰向けで寝る

①よく噛んで食べる

小顔作りに悪影響を及ぼすのが、食べ過ぎの元である「早食い」。食べすぎてしまうと脂肪肝になりやすく、腹が出てくると肋骨が上がって反り腰の姿勢になって、小顔の大敵である「猫背」になってしまう。背中が丸くなると骨盤は後ろへ傾き、背骨、首の骨までのラインが崩れる。とくに首が前に出てしまうと顔の老廃物や水分がうまく排出されなくなり、常に顔がむくんだ状態になってしまう。また、食べ物を噛む回数を増やすと咬筋が動くので、顔の代謝がアップする。できれば一口、30回は噛むようにしたい。

②硬いものを食べすぎない

硬いものは自然と噛む回数が増え、早食い防止には有効。しかし、硬いものを噛み砕くためにアゴ周辺の咬筋を使いすぎてしまうと、筋肉に負担がかかり、筋肉が肥大化してエラが張った印象になる可能性がある。とくに控えたいのが、「氷」。氷をかみ砕くには相当な筋肉が必要だ。カフェでグラスに入っている氷をガリガリと噛んでいる女性の姿を見かけるが、小顔になりたいのであれば今すぐ止めよう。

③1時間に1回は立ち上がって歩く

1日中リモートワークでほとんど動かず、座りっぱなしという人も多いのではず。長時間、同じ姿勢を続けていると、骨盤まわりの筋肉が固まり、全身の血行が不順になる。そして顔のむくみにつながるので、1時間に1回は椅子から立ち上がりたい。このときにストレッチをすると、顔も含めた全身の血行がよくなるのでさらに効果的。

また、「ストレートネック」にも気をつけたいところ。スマホなどに夢中になって、下を向いたまま、首のカーブがなくなっていないだろうか。ストレートネックになると、首、肩の骨や筋肉に負担がかかって、首と頭をつなぐ血管がつまりやすくなり、顔の代謝が悪くなる。スマホの画面を見るときは、なるべく目の高さにもってくるよう気をつけたい。

④仰向けで寝る

あなたは寝るときに、どんな姿勢で寝ている?  仰向けあるいは横向き、うつ伏せだろうか。小顔のためにおすすめの就寝時の姿勢は「仰向け」。横向きやうつ伏せのほうがリラックスできて寝やすいという人も多いが、背中が丸まった横向きや、胸を圧迫してしまううつ伏せの姿勢で何時間も寝ていると、体内の循環が悪くなっていく。顔と体をつなぐ重要な役割をしている首の骨も自然なカーブにならず、歪んだり、つまったりする。すると、顔の老廃物も排出しにくくなり、顔のむくみを引き起こす。寝るときは顔を上に向け、背骨から首にかけて自然なカーブとなるような姿勢をとろう。

すっきりフェイスラインに導く、セルフマッサージ&トレーニング法

ここからは実践編。パーソナルフェイストレーナーの木村祐介さんが教えてくれた小顔になれるマッサージの方法をご紹介。ウィメンズヘルスがおすすめするのは、顔の筋肉も鍛えること!

基本マッサージ

どんなにマッサージをしても、顔が引き締まらない? そんな人に知ってもらいたいのは、「手は、皮膚のたるみやシワをとる『アイロン』」だということ。そして、マッサージする際はしっかりと唇を締めること。 唇を締めないでマッサージをすることは、服をしっかり抑えずにアイロンをしているのと一緒。唇を締めて、手でアイロンがけをすることで、小顔に一歩ずつ近づいていく! このマッサージ方法をスキンケアにプラスして。

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【自宅で簡単/木村祐介の小顔ワークアウト】小顔になる基本のマッサージ
【自宅で簡単/木村祐介の小顔ワークアウト】小顔になる基本のマッサージ thumnail
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  1. 唇を「オ」のカタチにする
  2. 薬指と中指を鼻のキワにあてる
    指の腹が目の下のたるみの部分にあたっていることを確認して。
  3. 唇とまっすぐ離れるようにスライドさせる
    手が上にいかないように気をつけて、骨をマッサージする感覚で!
  4. 耳の上まできたら、小指側で首から鎖骨までマッサージ

小顔ワークアウト 基本編

体を鍛えるときに大切なポイントといえば「体幹」。小顔作りにおいて、その体幹にあたる部分が「唇」なんだとか。唇は、表情筋の中心で、顔のリフトアップや引き締めためには、その唇を締めることがポイント。木村さんの小顔ワークアウト全体を通して、この「唇締め」が重要なポイントなので、まずはこれをマスターしよう!

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【自宅で簡単/木村祐介の小顔ワークアウト】小顔ワークアウトの基本
【自宅で簡単/木村祐介の小顔ワークアウト】小顔ワークアウトの基本 thumnail
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  1. 鎖骨を上に上げて、胸を張る。
    姿勢を正すことで、しっかりと目が開く
  2. 口の横をすぼめて、唇を「オ」のカタチにする

    小鼻のライン上に唇が収まるように。できる人はトランペットのように唇を前に出して。

    デコルテすっきり編

    デコルテ=鎖骨。鎖骨の上は首で、首の上は口。だから、デコルテラインをストレッチする際も、唇を締めることがとても大切。首をピンと伸ばし、ストレッチすることで、脂肪が分散して、すっきりとしたデコルテラインに!

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    【自宅で簡単/木村祐介の小顔ワークアウト】小顔ワークアウトの基本
    【自宅で簡単/木村祐介の小顔ワークアウト】小顔ワークアウトの基本 thumnail
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    1. 左胸に右手→左手の順に重ねる。
    2. 唇を「オ」のカタチにする。
    3. 手から離れるように前上の方向に顔を上げる。
      首を後ろに倒さないように注意して。
    4. 顔を元の位置にゆっくりと戻す。
    5. 反対側も行う

      このトレーニングは一日に何度やってもOK。毎日行うことで、すっきりとしたデコルテラインが手に入る!

      エディターおすすめの「美顔器」

      ①「ビューテリジェンス」NEWAリフト

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      自宅で手軽に、プロのトリートメントでも実績のあるサブマイクロ波(RF)トリートメントをできるのが、顔の引きしめ専用の「NEWAリフト プラス」。余分な機能は一切つけずに設計から部品、ジェルに至るまですべての技術を“肌の引きしめ”というひとつの目的に特化した美顔器。

      ②「ヤーマン」メディリフト

      YA-MAN(ヤーマン) ウェアラブルEMSマスク メディリフト

      ウェアラブルEMSマスク メディリフト

      鍛えるべき筋肉と休ませるべき筋肉に適切にアプローチするEMSで、効果的にリフトケアができる「メディリフト」。マスク型だから10分間つけているだけで、ケアが完了。表情筋を効率的に刺激して、口角が上がった幸せ顔に印象アップ!

      ③「COREFIT」フェイスポインター

      COREFIT Face-Pointer(フェイスポインター)

      Face-Pointer(フェイスポインター)

      ペンのように持ちやすく、筋膜リリースのためにデザインされたCORE FITの「フェイスポインター」。手では届きにくいコリの深い部分や筋膜の癒着へアプローチして、ピンポイントでほぐすことができる。毎日継続して使用することで、たるみやむくみ対策、コリのケアに手軽に役立つアイテム。

      まとめ

      すべての表情筋は、唇に向かって伸びている。小顔になりたいのであれば、「唇」を意識することが大切。またマッサージやトレーニングだけでなく、姿勢も正すこともポイント!

      Headshot of Nana Fukasawa
      Nana Fukasawa
      ウィメンズヘルス・エディター

      2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。