一概に「日焼け」といっても、日焼けには「サンバーン」と「サンタン」の2種類があります。
サンバーンはおもにUV-Bによって引き起こされる肌荒れのこと。強いエネルギーのUV-Bが肌の奥にまで達し、乾燥を起こさせる結果、ゴワつきやカサつきが症状としてあらわれます。紫外線を浴びてから数十分でこの現象は起き始め、8~12時間でピークに。ひどい場合には肌からハリが不足することも。角質の肥厚や皮剥けは、サンバーンから回復する過程であらわれる症状です。
一方サンタンは、UV-Aによる「肌が黒くなる」日焼けのこと。肌の防御反応として、新たなメラニンの産生が活発になり、その結果、肌が黒く日焼けした状態になります。メラニンの産生は紫外線を浴びてから3日後にピークになりますが、もともと肌にあったメラニンの黒化も促進するため、紫外線を浴びたその日のうちに黒くなってくることも。時間が立つとシミになります。 また、UV-Aは波長が長くじわじわと真皮にまで到達し、コラーゲンなどの皮膚組織を破壊するおもな原因。