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2019年はトライアスロンの年代別ランキング1位を目指すなど、アスリート並みのトレーニングを続けているモデルの道端カレンさん。彼女が最近、ある雑誌の撮影のためにボディラインを引き締めようと実践したのが、脂質の摂取量を抑える「脂質制限ダイエット」。糖質制限よりも簡単で結果も出やすかったというこの食事法を、カレンさんに教えてもらった。

まずは自分に必要な栄養をチェック!

「脂質制限と言うと、脂質を一切摂らないと勘違いされるかもしれませんが、三大栄養素のひとつである脂質は、一日に最低限摂るべき量があります。最低限の量はきちんと摂って、それ以上の脂質をカットするのが脂質制限ダイエットの基本です」

一日に必要なカロリーや栄養バランスは、その人の体型や活動量によって異なるので、基礎代謝量を調べるサイトなどでチェックしよう。例えば、基礎代謝が2000kcalで体重が50kg女性の場合、三大栄養素の必要量は以下のようになる。

脂質:体重×0.8=40g(360kcalぶん)

タンパク質:体重×2.0=100g(400kcalぶん)

炭水化物:2000kcal−脂質とタンパク質=1240kcalぶん(約300g程度)

運動をすれば、摂取していいカロリーが200〜300kcal増えるという計算になる。

カレンさん流、脂質制限の食事とは?

カレンさんに脂質制限を勧めてくれたのは、長年お世話になっているトレーナー。彼の指導による脂質制限のルールは以下の通り。

  1. 一日に必要な脂質40gは摂ってOK.
  2. お米はいくら食べてもOK
  3. 調理に使う油にも気をつけること

昼間は外食することが多いカレンさんの場合、外食時に脂質をカットできないぶん、自宅での食事は徹底して脂質をカット。外食でお肉を食べたいときには、脂質が少ない馬肉専門店を訪れるなど、「食べたい!」を我慢しないのがカレンさん流。

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「以前はパンが好きでしたが、パンは脂質が多いので主食は玄米に切り替えました。お味噌汁の油揚げもやめて、お肉や魚を調理するときにも、油で焼いたり炒めたりするのではなく、蒸す調理法をメインにしました。和食は脂質が少ないメニューが多いので、外食はもっぱら和食中心に。どうしても甘いものが食べたいときには、脂質が少ない大福などの和菓子を食べています」

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この食事法に変えてから、2週間ほどで腹筋のラインが際立ち、脇などの落ちにくかった贅肉もすっきりしてきたそう。
これまで様々な食事法を試してみたカレンさんが、最も効果を実感して、ストレスがないと感じたという脂質制限。

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「撮影は終わりましたが、しばらくパンを控えていたら欲しいと思わなくなったし、体調もいいのでこの食事法は継続しています。ケトジェニックダイエットなど糖質を控える食事法よりも簡単なのでおすすめです」

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Photo :Cedric Diradourian

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Kiriko Kageyama
エル・グルメ編集長/ウイメンズヘルス編集長

『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。