モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回は、夏のあいだに溜まった疲れや老廃物をデトックスしてくれるバスソルトの作り方をご紹介します。
9月になって朝夕に秋の気配を感じられる今日この頃、皆さんお疲れ溜まってませんか? なんとなくダルい。いまいち調子がすぐれない。気持ちがブルー。そんなサインを感じてる方! 実はそれ、8月の酷暑をしのいだ私達の身体が自律神経のバランスを乱してしまったせいなんです!
私達の身体はいつもある一定の健康状態を保つために、私達が意識せずとも体温、身体の水分量の調整、免疫力、健康な精神状態などを自律神経が調整してくれています。ただ夏場はついつい夜更かし、室内外の寒暖差のストレス、冷たい食べ物を好みがちなどの生活習慣から、いつの間にか自律神経のバランスを乱してしまい、その結果少し過ごしやすくなって気が緩んだ季節になんとなく不調を感じるようになるんです。
なので、そんな時は一度湯船にゆったり浸かって心身をほぐしながら血行改善! 身体から老廃物も疲れもデトックスしましょう。今日はそんなデトックス効果に定評があるアイテムを使ってバスソルトを作っていきます。それでは早速レシピをチェック!
【バスソルト】
所要時間:15分 保存期間 : 常温で1年 110g 1個
【材料&機材】
・エプソムソルト…… 110g
・お好みでフレッシュハーブ&ドライハーブ&ドライフラワー……適量
(ドライならローズマリー、ラベンダー、ゴールドマリー、ローズ等がオススメです。フレッシュハーブならペパーミント、スイートマージョラムがオススメです)
・お好みでマイカパウダー(色づけ用)……適量
・精油……多くても10滴まで
計量器、カップ、スプーン、容器、消毒エタノール、コットン
【作り方】
1)全ての道具を消毒し、エプソムソルトを計量器で量ります。
2)色づけをする場合は、目分量で半分を別のカップに分けます。
3)お好みでドライハーブ、フレッシュハーブを入れたりして色づけをします。
(今回はペパーミント&スイート・マージョラムのフレッシュハーブと、グリーンのマイカパウダー使用しています。)
4)アレンジが済んだら精油をいれて軽くまぜあわせ、容器に移して完成です。
(今回はローズウッド精油を7滴使用しています。)
今日のレシピのポイントはエプソムソルトです! エプソムソルトは美容と健康に嬉しい効果効能がたくさん詰まった、弱った身体にピッタリのアイテムなんですよ。その効果効能は、湯船に入れることで血行改善によるむくみや血行不良からくる不調を取り除いてくれます。そして筋肉がほぐされるので、痛みのある箇所は痛みが和らぎ、20分も入れば大量発汗で老廃物をデトックスし、湯冷めしない巡りのいい身体になります。
エプソムソルトは名前はソルトなのですが、実は硫酸マグネシウムといい、その正体は塩ではありません。
実はマグネシウムって私達の身体には欠かせないミネラルの一つなんです! マグネシウムは血圧&体温調整等の自律神経の働きをサポートし、マグネシウムが不足するとイライラしたり情緒不安定気味になってしまいます。なのでエプソムソルトを入れた湯船に浸かることで、肌からマグネシウムを効率的に吸収することが可能になり、私達の心身の健康を保ってくれるんですね。
今回はリラックス効果が期待できるローズウッドや、血行促進&デトックス効果が期待できるヒノキ精油を使いましたが、他にもリラックス系ならラベンダーやスイートマージョラム、デトックス系ならグレープフルーツ、オウシュウアカマツなどの精油もオススメです。ハーブを入れたり、色つけをしてみたりとアレンジ次第で目にも優しいフォトジェニックなバスソルトが何通りも作れるのでギフトにもオススメですよ。ぜひ皆さん作ってみてくださいね。
Text&Photo:Yumiko Hara
モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/