モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回は、皆さんのアロマの疑問にお答えします。
さて今週のアロマコンシャスライフでは皆さんのちょっとしたアロマの疑問にお答えしようと思います。
今週のQはコチラ! 「アロマってどこで買えばいいの?」
アロマって茶色やブルーの小瓶で売ってるいい香りがするやつでしょ! ということは多くの方に知って
頂けてると思うのですが、そのアロマ一体どこで買えばいいですか?
教室をしてるとよく聞かれる質問なんですよね。
なので今日は精油の正しい選び方の心得についてお話したいと思います。
【心得その一】
精油はアロマ専門店で買いましょう!
精油は日本では雑貨扱いなので雑貨屋さんからアロマ専門店まで幅広いお店で取り扱われています。
そしてそのグレードもピンきりです。
そもそも精油とは、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質なんですね。
なので植物から採れるピュア100%のものが精油、アロマオイルと呼べるのですが、雑貨屋さんなどではその芳香物質に化学薬品や、植物油などの混ぜものをしたモノをアロマと呼んで販売したりしています。
混ぜものをしたアロマは芳香浴や雑貨作りには良いですが、肌につけるのは絶対に止めましょう。
精油は採取する植物にもよりますが、そんなに大量に採れるものでもないので例えば100均などの
お値段で提供できるものではないんですよね。
コスメ作りの際には肌につける点からも安全であることが第一なのできちんと信用のおけるアロマ専門店で買うことをおすすめします。
【心得その二】
ラベルをよくチェックして買いましょう!
きちんとした精油にはラベルに品名、原料植物の学名、抽出部位、抽出方法、原産地がかいてあります。
丁寧なお店ではその精油の成分表もつけてくれるところもあったりします。
そうした表記がある精油を購入するお店では店員さんも精油の正しい知識がある方がいるはずなので、精油の取扱の注意点や希望にあった精油をピッタリ見つけてくれるので安心して使うことができますよ。
【心得その三】
認証マークがあるものを買いましょう!
日本にはヨーロッパやイギリスを始め海外ブランドの精油も数多く販売しています。
実は精油の本場はイギリスやフランス、最近はオーストラリアもなども盛んなので、海外の方が日本より沢山の種類のオーガニック認定があります。
そして精油を選ぶ時に是非見てほしいのが認証マークです。
例えばヨーロッパでは「BIO」「AB=Agriculture Biologique」「ECOCERT」
オーストラリアでは「ACO=Australian Certified Organic」
などが代表的ですが他にも各国によって様々なオーガニック認証があります。
こうしたマークがあるものは現地でオーガニック認定を受けているものになるので安心してコスメづくりにも使うことができますね。
日本では日本アロマ環境協会、通称「AEAJ」が消費者が安全に使える精油ブランドを厳しく審査し、通過したものに「AEAJ認定」という表記がつきます。
海外ブランドの精油でオーガニックにものはお値段が高かったりもするので、精油初心者で全くわからない時はまずはAEAJ認定の表記があるものを少量購入し、きちんとした精油の香りを知った上で海外ブランドを色々と試してみるのもよいと思います。
この3つを守って精油を選ぶと安全で楽しいアロマライフがスタートできるので、是非皆さん
精油を選ぶ際にはこのポイントを覚えておいてくださいね。
また次回もお楽しみに!
Text&Photo:Yumiko Hara
モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/