モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回は、混ぜるだけでできる「水切りヨーグルトのピーリングマスク」の作り方をご紹介します。
さて今日は冷蔵庫にある食材を用いて、食べて美ボディ!塗って美肌に導いてくれるパックを作ります。
なんだか最近身体がしんどいな、肌の調子もいまいちだな、なんて感じることありませんか?
実はそれ、季節の変わり目に夏の疲れが肌や身体にジワジワと出てきているサインです。
そんな時はいつもより少しだけ手をかけてお肌をケアしてあげましょう。それでは早速レシピを確認していきましょう!
【材料&機材】
ヨーグルトpeeling mask
無糖ヨーグルト……大さじ2杯
アレンジ材料としてヨーグルト大さじ2杯に対して
カレンドュラハーブ……小さじ1杯
ラベンダーパウダー……小さじ1杯
蜂蜜……小さじ1杯
精油……カモミール・ローマンを3滴
拭き取り化粧水
ホエー(乳清)……30ml
精油……ゼラニウム1滴 × プチグレン2滴
軽量スプーン、容器、カップ、スプーン、大さじ、小さじ
ヨーグルトPeeling mask 所要時間:15分 保存期間:冷蔵庫にて3日
【作り方】
下準備:ヨーグルトを清潔な布でくるみ、カップにセットして一晩かけてヨーグルトを水切りします。
1)水切りヨーグルルトから大さじ2杯をカップにとりわけます。
2)カップにお好みでアレンジ材料を入れます。
3)精油を入れて、精油とアレンジ材料がヨーグルトに馴染むようによく混ぜ合わせ完成です。
☆アドバイス☆
容器に入れる以外にもラップに使用する分を小分けしてあげると便利ですよ。
ホエーの拭き取り化粧水 所要時間:10分 保存期間:冷蔵庫にて7日
【作り方】
1)全ての道具&容器を消毒し、水切りヨーグルトを作る時に出来たホエーをカップに移します。
2)カップに精油を入れて軽く混ぜ合わせ容器に移して完成です。
レシピを見て、あれ2つもコスメが完成するの!?とビックリしたかもしれませんが、実は今日のパックは、パックを作るともれなく美白化粧水も一緒にできる一石二鳥コスメです。
そして今日のパックのポイントは、ヨーグルトです。
ヨーグルトがお通じを整えたり、健康に役立つことはよく知られている話ですが、実はお肌に塗っても美容にとても効果的なんです!
ヨーグルトは水をきることでタンパク質が通常の2倍以上になり、ヨーグルト本来の整腸作用を持ち合わせながら、栄養がギュッと凝縮された低カロリー&高タンパクな食べものになります。
なので、ダイエットや運動後の筋肉の疲労回復にピッタリの食べ物ですね!
また、ヨーグルトに含まれるフルーツ酸にはマイルドなピーリング効果があり、パックにすることで毛穴の黒ずみや、古い角質を除去し、お肌のくすみを改善する美白効果が期待できます。
ヨーグルトだけでも十分なのですが、ここに蜂蜜を加えることで保湿力がアップし、ハーブの有効成分が溶け出すことでさらなる美肌をサポートします。
そしてヨーグルトから出たホエー(乳清)は、実は水切りヨーグルト以上に美肌効果が高いです。
ホエーには必須アミノ酸をはじめ美肌に嬉しい成分を豊富に含んでいるため、肌につけることで肌の保湿力を高めたり、抗炎症作用で肌を鎮静、また、肌代謝の活性化により角質を積極的に排出し、美白効果も期待できるというすごい効果があるんです。
今回のレシピには、カモミール・ローマン、ゼラニウム、プチグレンの精油を使います。
これらの精油は基本的に心をほぐす香りで、皮膚の再生をサポートする役割があり、ごわついた肌質の改善、肌のくすみやシミ等のお悩みを改善してくれます。
カモミール・ローマンは、肌のごわつきを改善し、肌を滑らかに整える作用がります。その作用はとても穏やかなので、季節の変わり目の敏感肌対策や肌が弱い人にオススメできるアロマです。
一方でゼラニウムとプチグレンですが、ゼラニウムはローズと、プチグレンはネロリと、どちらもお花の精油と共通の成分を多く含んでいるので、自律神経のバランスを整え、心と身体を健やかな状態に導いてくれます。
お肌に対しては皮脂バランスを調整する作用があり、ニキビができにくい丈夫な肌、適度な油分と水分のある健康美肌作りをサポートしてくれます。
今回のパック化粧水は日持ちしないという難点があるので、作る時は使うたびごとに少しづつ作りましょう!
パックとして使い切れなかったヨーグルト&ホエーは食べて良し、ホエーはお風呂に入れると保湿入浴剤にもなります。お手頃材料で効果バツグンのパックをぜひとも皆さん作ってみてくださいね♪
Text&Photo:Yumiko Hara
モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/