モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回は、血行を促進して筋肉のコリをほぐしてくれるアロマ湿布ロールの作り方をご紹介します。
寒さのピークを感じる今日この頃。皆さん心も身体も凝り固まっていませんか?
この時期は寒さのせいで血行不良になりやすく、身体はいつもより凝りやすい状態です。
また、寒いとどうしても身体が丸まって猫背になったり、首をすくめて首や肩が凝ったりしますよね?
身体がそんな調子だと心も引っ張られてなんだか停滞モードになってしまいますね。
今週はそんな凝りを和らげる、アロマ湿布ロールを作りましょう。
【材料】
・マカデミアナッツオイル……10ml
・精油……ジンジャー1滴×パイン2滴
・ラベンダー&ローズマリードライハーブ……適量
お道具……容器、計量ビーカー、消毒液、コットン
【作り方】
1) 全ての道具を消毒し、計量カップにオイルを計量します。
2) 容器にお好みでドライハーブ&フラワーを適量詰めます。
3) 計量したオイルに精油を加えます。
4) 容器にオイルを注ぎ完成です。
今回のレシピは身体を温めて血行を促すアロマと、肌への浸透性の高いマカデミアナッツオイルを用いることで筋肉、血管まで精油性成分を届けて凝りをほぐすところがポイントです。
マカデミアナッツオイルにはパルミトレイン酸という成分が含まれ、その成分が肌への浸透性がとても高く、ベタつかないのが特徴です。
なのでマカデミアナッツオイルは別名「バニシングオイル」=「消えるオイル」という名前を持ちます。
ちなみにパルミトレイン酸は人間の身体に本来存在していますが、加齢と共に減るため、それを補うことでお肌の保湿やハリ、弾力などのアンチエイジング効果が期待できます。
そして一緒に使うアロマにはジンジャーとパインを使いましょう!
ジンジャーは身体温めの効果の定番ですね!
そしてパインは血流と気の流れを良くし、心と身体を強くする精油として知られ、古くからヨーロッパでは植物療法として用いられてきた歴史があります。血行を促進し、筋肉を緩めて凝りをほぐすジンジャーの効能に加え、パインは毛細血管を広げて血流を改善する働きがあるので、この2つの組みあせは冷えきった身体の不調を大いに改善してくる働きが期待できます。
この2つの組み合わせは香りにも作用し、凝り固まった考えや疲労によってエネルギー不足になったときにパワーチャージをして平常心を取り戻す効果があると言われています。
まだまだ寒いこの季節、アロマでじっくりケアをして、巡りの良い心と身体で快適に過ごしましょう!
とてもお手軽なレシピなので是非皆さんお試しくださいね。
Text&Photo:Yumiko Hara
モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/