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モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回は、手作りコスメ初心者さんにもおすすめな「アロマリップクリーム」の作り方をご紹介します。

秋も深まり、爽やかな気候と共に空気の乾燥が感じられる頃になってきましたね。今回は、乾燥シーズンはもちろん、一年中使える基本の保湿リップを作りたいと思います。

リップクリーム作りは材料も手順も簡単で、一度に沢山作ることができます。また、色付きリップに保湿リップ、UVカットリップなど、材料次第でアレンジも様々です。今回は、基本のリップクリーム作りを紹介していきますね。

それでは早速レシピを確認しましょう!

【材料&機材】 1個6g  所要時間:15分  (保存期間:6ヶ月)

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ホホバオイル……3g
ミツロウ……8-10粒
シアバター……2g
精油……1滴

道具:湯煎用のお鍋、耐熱マグカップ、容器、計量器、ガラス棒

【 作り方 】

1) 全ての材料を計量し、耐熱カップに入れて湯煎し、材料を溶かします。

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2) 材料が全て溶けたら、精油を入れてガラス棒で軽く混ぜます。

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3) 液状のうちに容器に移し替え、冷え固まれば完成です。

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今日のレシピはシンプルでありながら精製されてない材料を用いているので栄養満点! 豊富な栄養が乾燥を防ぎ、血色の良い潤いリップを作ります。

ところで、精製されたものとされてないもので何が違うの?という話ですが、それぞれにメリット&デメリットがあります。

精製されたものを使うメリットは、アロマの香りが引き立ち、肌に低刺激であることです。デメリットは、材料によってビタミンやミネラル等の豊富な栄養素が取り除かれてしまうため、その栄養を十分に取り込めないところです。

未精製のものを使うメリットは、豊富な栄養素が持つ美容効果を十分に身体に取り込めるところです。デメリットは材料の香りがあってアロマの香りを十分に引き立てられないことや、人によってはその栄養分が肌に合わない人もいるところです。ですので、自分の身体と肌の状態に合わせて使い分けてくださいね。

そして今回は肌なじみの良いホホバオイルとシアバターを使っています。
シアバターは豊富なビタミンと脂肪酸を含み肌をしっかり保湿をしながら潤いのある柔らか美肌へと導きます。

また蜂の巣からとれるミツロウは、もちろん人体に無害で食べても影響は無く、保湿&柔軟作用、殺菌作用があり、美容に嬉しい効能が凝縮されています。

この材料だけでもミツロウから出る蜂蜜の甘い香りや、シアバター&ホホバオイルのオイルの香りがかすかにあるため、アロマを加えなくても十分ですが、あえてアロマを入れるとしたら、ペパーミントやローズマリー、ユズやスイートオレンジなど、食材でもあるような香りを使ってあげると違和感がないでしょう。ただし、あまり強い花の香りなどは口元につけるものなので控えた方がベターです。

ちなみにペパーミントや柑橘系のアロマは食欲コントロールや消化器の働き改善のほか、血行を促効果による唇の血色改善等の働きがあるので、ダイエットをしている人にもオススメですよ。

初めてのコスメ作りにもピッタリのアイテムなので、ぜひとも皆さん作ってみてくださいね。



Text&Photo:Yumiko Hara

Headshot of 原裕美子
原裕美子
モデル、アロマテラピー・インストラクター

モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/