モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回はバスタイムが楽しくなる、「アロマ ゼリー ソープ」の作り方をご紹介します。
皆さん、夏のバスタイムきちんとビューティーケアできてますか? 連日の参ってしまうような暑さのせいでついシャワーでさっと汗を流してバスタイム終了という方も多いのではないでしょうか? バスタイムは美の宝庫です。きちんとケアして美容貯金しっかりためて行きましょうね! 今日はそんなバスタイムが少し楽しくなって、なおかつお肌の引き締め&デオドラントケアもしてくれる石鹸作りを紹介したいと思います。
【アロマゼリーソープ】
200g所要時間:1時間 保存期間:冷暗所にて1ヶ月
【 材料&機材 】
材料A
・精製水……80ml
・1.3プチレングリコール……6g
・タマリンドガム……3g
・ベタイン……2g
・リキッドソープ……60ml
材料B
・グリセリン……50ml
・ミョウバン水原液……20ml
・精製水・・10ml
・カラージェルorカラーパウダー……適量
・精油
ローズマリーベルネベノン……6滴
ジュニパー・ベリー……5滴
(精油は多くても20滴までにしましょう。)
耐熱カップ2個、紙コップ6個、湯煎用お鍋、ガラス棒、計量器ビーカー、計量機、消毒液、コットン、スプーン
【 作り方 】
1) 全てのお道具を消毒した後、材料Aの水とリキッドソープを計量し、それぞれ別の容器に入れます。
2) 材料Aのプチレングリコール、タマリンドガム、ベタインを同じ容器に入れます。
3) 材料Bのグリセリン、ミョウバン水、精製水を同じ容器に入れて準備します。
4) プチレングリコール、タマリンドガム、ベタインを粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。
5) (4)の材料がなじんできたら材料Aの精製水を気泡が入らないように2、3回に分けて注ぎ入れ、精製水と(4)がまんべんなく馴染むように混ぜ合わせます。
(☆ポイント☆ 材料が馴染むとジェル状になり、水のサラサラ感が消え葛湯のようになります。)
6) (5)の材料がまんべんなく材料が混ざったところで、リキッドソープを注ぎ入れ泡立てないよう静かに混ぜます。
7) (6)のカップと(3)で用意したグリセリン&水の入ったカップを湯煎にかけて、沸騰する手前で湯煎鍋の火を消します。
8) 材料が温まったらソープが入ってる方にグリセリン&水を3、4回に分けて注ぎ入れ、気泡が入らないように静かに混ぜ合わせて精油を入れましょう!
(!! 注意 !! グリセリンのカップは温度が下がらないように、注ぐ度に湯煎鍋に戻し温度をキープしましょう。)
9) 目分量で3等分に分け、好みの色加減に合わせてカラージェルをお好みで入れます。
10) 型に流し込み常温で3時間~4時間。冷蔵庫で1時間冷まし、全体がゼリー状になったら型から取り出して完成です。
今回の石鹸の特徴は、使い心地がとてもサッパリ。お肌を引き締めて、お風呂上がりの発汗を抑え、肌をサラッとした状態でキープしてれます。実はその働きをしてくれるのが、アロマとミョウバン水なんです。ミョウバンには高い殺菌力、毛穴引き締めによる制汗効果、美肌効果があります。実はミョウバンの歴史は古く、ミョウバンは別名「アルム石」と言い、古代ローマからローマ人が体臭ケアの為に使われてきました。
そんなミョウバンと相乗効果を期待できるアロマは、ジュニパー・ベリーとローズマリー・ベルベノンです。このアロマ達には、デオドラント効果、抗菌効果、皮膚の再生を高める効果があり、美容に嬉しい働きを持ちます。一方で甘さがなく、森林浴をしてるかのようなスッとした香りは、呼吸を深くし、高ぶった神経を落ち着けて気持ちをリフレッシュさせてくれます。石鹸はプルンとしたゼリー状なので、クラッシュしてポンプ容器にいれるとグラデーションのジェルソープとして使えます。ガーゼに包んで肌にすべらせるように使うこともオススメです。アロマとミョウバンの力を借りて、心サッパリ&身体スッキリで、まだまだ続く8月の暑さも余裕な気持ちで乗り越えていきましょうね。
Text&Photo:Yumiko Hara
モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/