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モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回は子供から大人まで使える虫除けスプレーの作り方をご紹介します。

夏の屋外フィットネスでのお悩みの一つ、「虫除け問題」。

きちんと対策したつもりなのに、準備運動やクールダウンのストレッチの時に蚊に刺されてかゆい思いをしいてる方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はアロマで虫除けスプレーを作りましょう!
「アロマで虫除けができるの?」と疑問の声が聞こえそうですが、実は植物にとっても蚊は害虫であり、植物は私達のように害虫から動いて逃げることが出来ないぶん、害虫が嫌う成分を体内で分泌・発散して害虫を寄せ付けないようにしているんです。
そのため、この手作りアロマスプレーならケミカル成分を一切含まないので、お肌が弱い方も含めて子供から大人まで安心して使えます。
1本作っておけばボディ用はもちろん、お部屋にスプレーすればしてお部屋の虫よけにも使えるのでとても便利ですよ。

【AROMATIC Buzz Off Mist 】

所要時間:1時間 保存期間:冷暗所にて2週間~3ヶ月、1本120ml   
                      
【材料&機材】  

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・精製水……100ml
・ミョウバン水原液……10ml
・無水エタノール……10ml
・精油 
 レモングラス……4滴
 ユーカリシトリオドラ……2滴
 パインスコッチ……4滴
・TGR (水溶性保存料)・・1ml
(保存料なしの場合は2週間。保存料追加した場合、保存期間3ヶ月が可能になります)

計量ビーカー、スプレーボトル、消毒液、コットン

【 作り方 】
1)全ての道具を消毒します。
2)10mlの無水エタノールを計量し、その中に精油を入れます。

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※精油はアルコールには馴染みますが、水には馴染まない性質なので、エタノールに精油をいれて精油成分を馴染ませましょう。

3)スプレーボトルに計量した精製水&ミョウバン水原液(以下作り方参照)、そして精油の入ったエタノールを入れて軽く振って完成です。

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※水とアルコールが交わる際にいったん白く濁りますが、置いておくと濁りはとれるので問題ありません。

(ミョウバン水原液の作り方)
所要時間:10分  保存期間:冷暗所にて1か月 1本500ml

1)焼きミョウバン15gと500ml容器を用意します。
2)ミョウバンを容器の中に入れて水道水を注ぎ、1.2日常音で置くと完成です。
お好みで最後に精油を数滴垂らすことも可能ですが、刺激性の強い性格の精油なので大量に使うことは控えましょう。精油は1滴から12滴までです。

※水道水を使うと、水道水の中に含まれるカルキなど防腐効果がで水が長持ちしますが、水道水に抵抗がある方は、精製水で作ることも可能です。ただ、精製水の場合、保存期間は2週間を目安に使い切ってください)
 

今回のレシピの特徴は、ミョウバン水と虫よけの代表格である、レモングラス、レモンユーカリをメインにパインスコッチも用いるとろこがポイントです。
これらのアロマは蚊や蜂を始めとする害虫が苦手とする香りなので、虫除け効果抜群です!
そしてこれらの精油の名前に「レモン」とつくように、フレッシュレモンのような爽快な香りが気持ちをリフレッシュさせてくれ、やる気と集中力を高めてくれます。
またレモングラスとパインスコッチの組み合わせには身体の巡りを良くする働きもあるので、血行不良からくる身体のむくみやコリを改善したり、老廃物をデトックスすることでダイエット効果も期待できますよ。

8月のレシピにたびたび登場するミョウバン水ですが、ミョウバンは抗菌、消臭、制汗、毛穴引き締め作用等があるので、スプレーにすることで運動時のデオドラントや制汗作用が期待できます。みなさんもさっそく作ってみてくださいね。

Text&Photo:Yumiko Hara

Headshot of 原裕美子
原裕美子
モデル、アロマテラピー・インストラクター

モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/