3秒で恋に落ちたダブルダッチで世界を目指そうと決意。YUIさんインタビュー

25 August 2017

3秒で恋に落ちたダブルダッチで世界を目指そうと決意。YUIさんインタビュー

「ダブルダッチって思いやりのスポーツなんですよ」と語るのは、ダブルダッチのプロチームREGSTYLEのパフォーマーYUIさん。回し手であるターナーが2本のロープを自在に操り、ジャンパーがアクロバティックな技を繰り広げるこの競技は、相当な身体能力が要されそうだが……。

YUI(REGSTYLE)

プロダブルダッチパフォーマー YUI(REGSTYLE)

プロダブルダッチチーム「REGSTYLE」の唯一の女性メンバーとして、国内外で活躍。ダブルダッチでの全国優勝、世界大会優勝の経歴を持ち、パフォーマンスだけでなく審査員やMCとしても活動している。またモデル、ラジオパーソナリティ、書道家としての顔も持つ。

「リズム感も必要ですが、一番大切なのはチームワーク。チームメイトを信頼して身をゆだねると自分が持っている以上の力が引き出されるんです。運動経験のない人も実は多く、努力次第で世界を目指せる競技なんです」

YUIさん自身のダブルダッチとの出会いは高校2年生の時。姉が通っていた立命館大学の学園祭に訪れた時だった。「始めて見たダブルダッチに衝撃を受け、3秒で恋に落ちました」。バスケットボールとダンスに明け暮れた高校時代だったが、この大学に入りダブルダッチで世界を目指そうと決意。「全国大会の上位3位になると国際大会に進出し、NYのアポロシアターでパフォーマンスすることができるんです」

大学生活はダブルダッチ一色。「厳しいチームだったので、大学生活で笑ったことはあるの? というくらいストイックに競技と向き合っていました」。一方、姉は正反対。「『なんでそんなにつらそうなことをしているの? わたしは学生生活を楽しんでいるよ』と理解できない様子でした。確かに苦しいと思うことも多かったから、自分でその生活を選んだのに姉の言葉にはズキッと胸に刺さりましたね」


大学卒業後、上京してプロのパフォーマーに

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当時、大学のチームは圧倒的に関東地区が強く、身体能力に秀でた日本体育大学など強豪が上位を占めていた。「自分たちが歴史を変えたい、とひたすら練習に励みました」。そのひたむきな姿に心を打たれてか、ダブルダッチに興味がなかった姉も「全国大会なら応援に行く」と、東京の会場まで足を運んだ。

ステージが終わった瞬間、いつもはクールな姉が「本当によくがんばったね」と飛びついてきた。「いちばん身近な存在なのに真逆の価値観だったお姉ちゃんが共感してくれた。本気だったら人に伝わるんだと感じました」

その体験をきっかけに、表現者としてもっと極めていきたいと思うように。卒業しても地元、京都にいてほしいという両親には大反対されたが、それを振り切るように東京へ。「東京に住む親戚が、そんなに真剣なら預かるよ、と後押ししてくれ期限付きで居候できることになりました」

それから6年がたち、今ではパフォーマーとして様々なステージに立ち、ラジオ番組にもレギュラー出演。ダブルダッチ業界をリードする存在となった。


相手を信頼することで不可能が可能になることを学ぶ

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「ステージに立つときはプロになった今でも緊張します」と語るYUIさん。「だから本番の1週間くらい前からずっと緊張するようにしています。キバろうと思ってしまうと空回りして、自分ができていることさえできなくなる。だから常に頑張り続けて、挑む瞬間は『楽しもう!』くらいの気持ちでいるんです」

そのためには体幹トレーニングはもちろん、ボディメイクも怠らない。スマホの待ち受け画面には彫刻のように美しい腹筋のアップが。「海外のモデルかな? こんな立体的でキレのある腹筋が理想だな、と思ってダウンロードしました。トレーニングがつらいときはこれを思い出して頑張るんです」

「腹筋は『衣装』だと思っています。こう見せたいという姿に近づけると、ステージに立った時の心の支えになりますから」。トレーニングによって築いた自信は、いつも身に着けているインディアンジュエリーのようなお守りなのだ。


身を委ねることで難しい技ができる瞬間が面白い

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極限状態にあるときに頼りになるのがチームメイトの存在。「ダブルダッチはジャンパーに注目が集まりがちですが、ターナーが息をあわせてロープを操ることで、持っている以上の力を発揮できるんです」

一人では無理なパフォーマンスが阿吽の呼吸により成功した瞬間はなによりもの喜びに。「お互いに信頼しあうことで不可能が可能になるんです」と目を輝かせる。

学生の頃から初心者や子供たちを対象としたダブルダッチ体験の指導することも行なってきたYUIさん。二人で組となり、支えあってアクロバティックなポーズに挑戦するアクロヨガも、ダブルダッチと同じく信頼関係がとっても大切という点に共感し、広める活動を行なっている。

「いずれも緊張を緩めて相手に身をゆだねてみることで、難しい技もスルッとできるので皆さん驚きます」。こんなの無理、と思っていたことがパートナーのサポートにより可能になる瞬間があるという。

「ダブルダッチやアクロヨガでチームを組むとぐっと距離が縮まり仲良くなれます。今以上の力を引き出してくれる体験なので、ぜひ挑戦してみてください」

 

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Photo : Masato Moriyama Hair & Make-up : Kaori Nagai Styling : Mami Kudo Text : Noriko Maniwa

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