どちらかひとつしか選べないなら……?
単刀直入に言おう。ヨガとピラティスのどちらが体にいいかという質問への答えは、あなたの目標次第で変わってくる。とはいえ、いくつかの一般的なガイドラインは存在する。ピラティスは体幹と安定性に焦点を置くので、背中に問題があったり、体幹の強さを必要とするスポーツ (ゴルフやテニス) をしている人には効果的。柔軟性やリラクゼーションを求めているなら、呼吸や思考とのつながりに重点を置くヨガがいい。でも、体幹の動きを重要視するヨガインストラクターもいれば、今この瞬間に集中するよう指導するピラティス講師もいる。
体への効果に関して言えば、どちらも体を調節し、バランスを整え、強くするのに役立つもの。ピラティスではマットかマシンが使われる一方で、ヨガには立って行うポーズもある。カロリー消費率や有酸素運動の負荷はどちらも低く、ホットヨガでさえ、連続して燃えるカロリーの量は少ない。
双方に多くのメリットがあるので、両方やってみるのがおすすめ。インストラクターとの相性をチェックして、よりニーズに合って楽しめる方を選んでみよう。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Cedric Bryant, PH.D Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images