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今日から日記をつけてみては?感情を書き留めることがストレスや不安を軽減してくれることが新たな研究で明らかになったそう。特にトラウマになるような衝撃的な出来事を経験している時に効果があるとのこと。

ストレス管理に関するハーバード医大のレポートに掲載されたこの研究は、人生におけるトラウマ的出来事や平凡なトピックについて、1週間に4日連続で15分間書くように依頼された46人の健康な大学生をレポートしたもの。

日記を書いた学生の学内健康センターへの訪問や鎮痛薬の摂取が、実験後6ヶ月にわたり少ない傾向にあることも判明した。

これらの新事実を支持する研究は他にもある。例えば、感情を文字で表現したゲイ男性たちには、恥じる気持ちに関連したストレスの減少が見られた。また、書くことは、ストレスを抱える高齢者介護士の助けになることを発見した研究もある。

この研究を行い、現在はテキサス大学で心理学部長を務めるジェームス・W・パネベイカー博士は、書くことが有益な理由はいくつもあるとする。

まずは、書くことが有する能力。それは、出来事に関する思考を整理させるだけでなく、人が感情を調整し、精神的に有害でストレスを引き起こす反すう循環を断ち切ることも助ける。

博士はまた、文字にすることで、人は自らの経験についてより心を開きやすくなることにも気付いた。書く過程が出来事に対する気持ちを落ち着かせ、正常化させるので、他人に語ることも簡単になるのだ。

注意すべきなのは、これは万能の解決策ではなく、重度の精神上の問題やPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱える人々を救うことはないかもしれないということ。

そもそも書くことには強い精神浄化作用がある。日々起こる出来事の記録となったり、ストレスを緩和したりと多方面で役立つものなのだ。

精神的な健康促進のために書き始めてみようと考えているあなたは、是非以下をヒントにしてみて。

●人生において達成してきたことを大小関わらずすべて書いてみる

●お気に入りの架空の人物が同じジレンマに直面したら、どう対処するか想像してみる

●あなたの人生を変えた誰かに架空の手紙を書いてみる

●“ストレス”にまつわる言葉の連想ゲームをしてみる

https://docs.google.com/file/d/0B0zU8IYD85-IbkJmUVpoTGVxM0k/edit?filetype=msword

Text:Erin Rooney Translation:Ai Igamoto Photo:Getty Images