心配性のあなたに朗報!
ベッドに入る前、心配しすぎてる自分にストレスに感じたことはある?
最近の社会人格心理学の研究によると、心配すること自体には、実は私たちが想像する以上のメリットがあるそう。
カリフォルニア大学の心理学助教授のケイト・スウィーニーと博士号取得予定のマイケル・ドゥーリーによって書かれたその論文によると、時々心配することにはいくつかの利点があるとのこと。
「程よく心配するのは、まったく心配しないよりずっと良いのよ」、とケイト。
しかしこの研究は、予想したり準備したりできる将来の出来事に対する有益型の心配と、過去の出来事の結果を理解したり対処しようとする反すう型の心配をはっきり区別している。
分析によって判明したのは、将来の出来事を心配することで、人は対策を考えて問題をうまく解決できるということ。また、よく心配する人は、それを防ぐためにより多くの情報を求める傾向にあることも分かった。
ケイトとマイケルは、過去の研究を例に挙げ、衝突事故を心配する人はシートベルトを締める確率が高く、皮膚がんを心配する人は日焼け止めを塗る可能性が高いことを指摘。
もちろん、ほどほどの心配には利点があっても、不安障害の症状が出たり、高いストレスレベルが続いたりと、心配が度を超えてコントロール不能な状態になると、心臓疾患のリスク増加など、健康への影響はマイナスになってくるから気を付けて。
https://www.womenshealth.com.au/article/health/worrying-benefits
Text: Erin Rooney Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images