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オフィスでの長時間労働はもう終わり。より効率的に働き、時間通りに帰宅しつつも上司を感心させるために、6つのルールに従おう。その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

あなたは働きすぎ。たぶん自覚しているだろうけど、念のため酔いも覚めるような事実をお知らせしよう。英国政府の統計によると、2011~2012年の間に、仕事関連の不安によって失われたイギリス国内の労働力は1,040万日分。しかも、私たちの20%は週45時間以上働いているという。ありえない!

さらに、ハーバードビジネススクールの研究では、時間通りに退社した従業員は、より効率よく働くことで生産性の向上に貢献することが判明した (気分も晴れ晴れしいに違いない)。つまり、短時間でもっと結果が出せるということ。

土壇場で焦らず、超スピーディーにTo-Doリストをこなし、仕事以外の人生を充実させるための賢い戦術を公開しよう。

1.皮算用をしない

鶏が先か、卵が先か?キャリアゲームにおいて両者は互角と語るのは、『Get Productive!』の著者マグダレナ・バク=マイアー。「自分を鶏に、卵を業績に置き替えてみて。卵を産みすぎるのは、鶏が疲れてしまうので非生産的。幸せな鶏だけが卵を産むので、両者のヘルシーなバランスを取ることが大切」

To-Doリストは、ゴールに集中し続けるために便利なツール。でも、私たちはタスクの所要時間を平均50~70%少なく見積もることを覚えておいて。バク=マイアーは、毎日達成したいことを一つ選び、それを小さなタスクに分けることを勧めている。Googleドキュメントなどの最小限のコンピュータープログラムをフルスクリーン表示して、取り掛かった仕事だけに集中できるようにしよう。

2.ネットから逃げる

ネットサーフィンは、とんでもない時間の浪費に繋がる。生産性チェックサイトで恐るべき結果を目にすることになるかもしれない。Rescueteam.comはウェブサイトの使用率を追跡し、毎週どこで無駄な時間が使われたのか (ネットショッピングなど) をグラフで報告してくれる。このサイトは、リクエストに応じて、希望する時間内のページへのアクセスをブロックしてくれる。しかも、プロジェクトから脱線しないためのリマインダー通知機能もある。これなしではやっていけない。

3.デッドラインを短くする

かつての賢人、シリル・パーキンソンによって作られたパーキンソンの法則によると 「仕事の量は、その仕事のために与えられた時間を完全に満たすまで増え続ける」。デッドラインを短めにして、より効率的に働かざるをえない状況にすることで、この格言を生かすことができる。時間管理コンサルタントのクレア・トンプキンズは、仕事を明確なステージに分けることを勧めている。成果物を同僚にチェックしてもらう時間を決めておけば、質が落ちることもない。

4.バーチャルな側近を雇う

アウトソーシングは銀行だけのものではない。AskSunday.comでは、ミーティングの予定を立てたり、レポート用のリサーチを行ったりしてくれる自分専用の秘書を10時間60ポンドで雇うことができる。英国リーズ大学経済学上級教授のデイヴィッド・スペンサー博士は、「このコストは簡単に正当化できる」 と言う。そのような作業を自分で行えば、収益力が下がるという主張だ。確かに。

5.抜け目なく計画する

『Getting Things Done』の著者デイビッド・アレンによれば、毎週2時間をスケジュールとTo-Doリストの管理に割けば、翌週の最大5時間を節約できる。「その週の終盤、理想的には午後2~4時」 を充てるのがアレンのおすすめ。「仕事を台無しにしないよう、新しいプロジェクトについて調べたり、予測される問題に対する決断を下したりするのに使う」。最も簡単な方法は、次の金曜日までに終わらせる必要のあるタスクをリスト化すること。

今週うまくいかなかったことを見つめ直す時間をつくるのも忘れずに。経験を振り返り、そこから学ぶことで、今度似たような仕事をする時に同じことが起きるのを防ぐことができる。これで、次の月曜日によりリラックスして退社できるというわけ。

6.スマホを使わない

「スマホでメールに対応しないこと」 と警告するのはアレン (無数のスマホ中毒者の背筋をゾッとさせたに違いない)。ソフトウェア会社NeverFailが行った調査によると、私たちの94%が仕事の後や週末にスマホでメールをチェックする。でも、アレンが指摘するように 「海外からでもない限り、その場ですぐに対処しなければならないメールが届く確率は非常に少ない」

実際のところ、勤務時間外にメールをチェックしても直ちに問題に対処できない上に、月曜日の朝までに忘れてしまい、受信箱の下の方に消えてしまう可能性もあるので非生産的。メールチェックの誘惑を避けるために、会社を出る時にメールのプッシュ通知機能をオフにしよう。気分が切り替わり、自由な時間をもっと楽しめる。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Amelia Jean Jones Translation:Ai Igamoto Photo:Getty Images