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新たな研究によって、自分を “朝型人間” と見なす女性はうつ病になる確率が低いことが判明したそう。その内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

精神医学研究誌に掲載されたこの研究は、うつ病を患っていない3万2千人の女性を対象に行われた。彼女たちは自分自身を3つのクロノタイプのどれか一つに分類。クロノタイプとは、24時間のうち特定の時間に眠る個人の傾向で、参加した女性の37パーセントは朝型、10パーセントは夜型、54パーセントはその中間と回答した。

4年に及ぶ調査の結果、研究チームは、朝型の女性にはうつ病の発症リスクが12~27パーセント低いことを発見。喫煙や一人暮らしといった、うつ病の発症リスクを高くする他の生活要因を考慮に入れても、遅く起きる人の方がうつ病になりやすい結果となった。

この研究論文の筆頭著者であるセリーヌ・フェッターによると、「この研究結果は、クロノタイプがうつ病リスクに対して、環境要因や生活要因に左右されない影響を与える可能性を示している」

しかし、研究チームは、うつ病の発症リスクに影響を及ぼす要素は他にも数多くあることを指摘している。例えば、あなたが朝型なのは遺伝のせいかもしれない。しかも、私たちの睡眠パターンに影響を与える数々の要素が、うつ病にも関連しているそう。

「いつ、どれだけの日光を浴びるかは、クロノタイプにもうつ病のリスクにも影響を与える」 とフェッターは続ける。「クロノタイプとうつ病リスクのつながりから、日光照射パターンと遺伝の影響を取り除くことが重要な次のステップ」

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lauren WilliamsonTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。