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自分の髪が薄くなっているのは、すぐ分かる。排水口にたまったりブラシに絡まる髪の量が増えたり、2周しかできなかったヘアゴムが3周したり。でも、その理由は謎のまま。そこで今回は、薄毛用のヘアケアブランド「Nioxin」のデザイナー、ヴィニー・フェラーラが、抜け毛の主な原因を教えてくれた。

適切な栄養素が不足している

タンパク質、オメガ3脂肪酸、ビタミンB、鉄分、ビオチンといった、強い髪に不可欠な栄養素を食事から摂っていないと、髪は自然と弱くなる。フェラーラが言うように、「栄養が不足すると体のあちこちに支障が出る」。食生活を見直すと同時に、髪を強くするマルチビタミンを飲んでみるのもいいんだそう。

アレルギー反応が出ている

体が見せるアレルギー反応には風変わりなものが多くあり、髪が抜けるのもそのひとつ。フェラーラによると、「アレルギー反応で毛細血管が収縮し、毛包への血行が悪くなる」そう。これが健康な髪の成長を妨げるので、まずは病院でアレルギー検査を受けること。アレルギー源が特定されたら、それを取り除くことで髪にボリュームが出てくるか見てみよう。

加熱式のスタイリングツールを使いすぎている

熱が髪を傷めるというのは周知の事実。でも、加熱式のスタイリングツールを使うと毛先が焼かれるだけでなく、髪質も悪くなるので、細くてもろそうな髪に見えてしまう。フェラーラいわく、スタイリングツールは低温で使うべき(それでスタイリングに時間がかかるとしても)。熱から髪を守るトリートメントを使うのも忘れずに。

毛包が詰まっている

毛穴と同じで、ヘアケア商品、天然の皮脂、古い角質が蓄積すると、毛包が不衛生な環境になり髪を弱く細くする。「ゴミがいっぱい溜まった毛包では、強くて健康的な髪が育たない」とフェラーラ。「土壌が肥えていなければ、植物が育たないのと一緒」。2~3週間に一度はクレンジングシャンプーを使い、髪を頭皮からキレイにしよう。

自分に合わない商品を使っている

ヘアケア商品は、髪の健康と寿命に大きな影響を与える。「個人的には、頭皮をベストコンディションに保ってくれるシャンプーを選ぶことが一番大切だと思う」と言うフェラーラは、あなたの髪のニーズを担当のスタイリストと率直に話し合うよう勧める。あなたの髪に元気を取り戻すのに最適な商品を見定めてくれるはず。

ホルモンバランスが乱れている

フェラーラによると、ホルモンバランスが乱れているせいで、太くて健康的な髪が育たないこともあるみたい。甲状腺機能低下症や閉経期の序盤では髪が抜けることもあるので、病院でホルモン検査を受け、それが抜け毛の原因か先生に聞いてみよう。

 
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Kristina Bornholtz Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。