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みんな、自分のグラスにワインを注いで。米国エール大学の神経科学者ゴードン・シェパードいわく、ワインを飲むと、数学の方程式を解くよりも脳のタンパク質が刺激されるそう。その内容を、オーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

著書『Neuroenology: How the Brain Creates the Taste of Wine』の中で彼は、ワインを飲み、解釈する過程とは、複雑で微妙なものだとしている。

米ナショナル・パブリック・ラジオに対し、「ワインを口に含んで、放っておく人はいない」 と語るシェパード。

「口の中で動かしてから飲み込む。これは非常に複雑な運動行為」

また、異なる種類のワインを味わうのに脳が果たす役割は大きいという。ワインの分子には味も香りもないが、脳を刺激することはできる。私たちがワインを味わうことができるのは、そのためなんだそう。

「この現象は色に例えることができる。私たちが見る物体自体には色がないが、光が当たって反射する」 とシェパードは続ける。

「光が目に入ると、脳のシステムが働いて異なる波長から色を作り出す。同様に、ワインの分子には味も香りもないけれど、刺激を受けた脳は、色を作り出すのと同じように風味を生み出す」

つまり、新種のピノを試すのは、マインドフルネスを鍛えるようなものなの。まさに天才的かも?

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lauren Williamson Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images