Water, Leisure, Fun, Swimming pool, Vacation, Summer, Tree, Photography, Sunlight, Recreation, pinterest

BBCのダンス系リアリティ番組『Strictly Come Dancing』におけるスーザン・カルマンの経験は、多くの女性にインスピレーションを与えた。『Strictly Come Dancing』のスター、スーザン・カルマンは、このショーへの出演が彼女にもたらした感情的なインパクトについて率直に語ってくれた。

「私はずっと、デブで醜いと思いながら生きてきた。でも今、生まれて初めて自分が美しいと思える」 とツイッターで告白。

スコットランド出身で今年43歳のコメディアンは、ショーで何度も泣き崩れた背景を明かした。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

(ツイッターのコメント)

「感傷的かもしれないけれど、本当にまったくもって素晴らしい。(Strictly Come Dancingは) 単なるダンスではなく、私にとっては人生が変わるような経験」

これまでの研究結果は、若い頃から自分の体を否定的に捉える女性は彼女だけではないことを示しているそう。

女性の権利問題を扱うイギリスのチャリティー団体The Fawcett Societyの最高責任者であるサム・スメザースは、「私たちの研究によって、若い女性は幼い頃から学校で、女性はこうあるべきという固定概念に捕らわれてきたことが分かった」 と言う。サイエンス誌に掲載された米国プリンストン大学、ニューヨーク大学、イリノイ大学の研究結果もこれに一致するみたい。

様々な話やゲームに対する5~7歳の男女の反応をベースにした上記の研究結果によると、子供たちは6歳になるまでにメディア、教師、両親、そして周囲の子供たちから大きな影響を受ける。その結果、女子は若干6歳にして自分たちの知力や才能が男子よりも劣ると認識していることが判明したそう。

「これは非常に大きな問題で、私たち全員、特に女の子たちを抑え込んでいる」 とスメザースは語る。「子供たちは非常に幼い頃から男女をめぐる固定観念に取り囲まれているので、親にとっては難しい」。でも、自分は親じゃないから関係ないと、この問題に対する興味を失うのはちょっと待って。スメザースによると、次世代の女性の人生をより良いものにするために親である必要はない。「子供たちを平等に扱い、性別に関係ないアプローチをとることで、誰もが前向きなロールモデルになれる」。

実際に、スーザンのポジティブなコメントを必要としていた人もいる。

ツイッターユーザーのひとりは、「あなたは今も、これまでもずっと美しい人。同じように自分をネガティブに見てきた、今もそう見ているすべての女性 (私を含めて) は、私たちと同じ夢に向かって生きるあなたの姿から多くの喜びをもらってきた。自分の素晴らしさに気付いたあなたからも。ありがとう」 と返信。

別のユーザーも、「十分細くもなければ可愛くもないといつも感じている19歳の女子として、あなたのしていることはすごいと思う」 と賛同している。

instagramView full post on Instagram

リアリティ番組で踊っていない私たちには、何ができるんだろう? コンフィデンスコーチのジョー・ペインターは、以下の行動が次世代の女性の心に高い自尊心を植え付けるのに役立つという。

他の人に自信を持たせるには

1.自分の成功談だけでなく失敗談も共有する。私たちは自分の弱さを明るみに出さない社会に生きているけど、時には失敗してもいいことを示すのは重要。

2.自分にとってのロールモデルについて話す。人々にインスピレーションを与えてくれる素晴らしい女性は至る所に存在している。

3.威厳のある口調で語る。「ごめん」 とか 「~だけ」 といったメッセージを台無しにする言葉を使うのではなく、自分の意見や考えを、自信を持って主張する。

4.“自画自賛” をせずに自分の成功を称える。これは無礼で宜しくないことだと教えられてきたので、女性が自分の成功を祝うことは少ない。自分の功績を認めることで、自分たちだけでなく他の人にも敬意を示すことができる。

5.リスクを冒し、コンフォートゾーンから踏み出した時に感じる不安な気持ちはすべてシェアする。そのような気持ちはやがて過ぎ去り、頑張った自分に対する誇らしさに取って代わるものだと説明する。

あなたも自尊心の低さに悩んでる? 悪い思考パターンを変えるのは、今からだって遅くない。ペインターも、「若い女性に自信を与える前向きなロールモデルやインフルエンサーになるために自分の行動を変えることで、自分を信じる力も強くなる」 と後押しする。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Emma Pritchard Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

Headshot of Nana Fukasawa
Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。