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つい飲みすぎてしまった翌朝、「何があったのか思い出せない。どうやって家に帰ったんだろう……」なんて記憶をなくして焦った経験がある人もいるのでは? アルコールが脳に悪影響を与えることは、よく聞くけれどランニングがその効果を軽減してくれるかも。この内容をUK版ウィメンズヘルスからご紹介。

科学が認証した研究結果は以下のとおり。アルコールは、記憶と深く関係している海馬に存在する神経細胞を減少させ、エネルギーをつくる細胞内小器官、ミトコンドリアを疲弊させてしまう。

頭痛が治まったとしても、アルコールでいっぱいになった脳が正常に戻ったというわけではない。ルイブルとヒューストンにある大学の研究者たちは、ランニングに効果があるという事実を発見した。

ランニングには、エネルギーをつかさどるミトコンドリアを丈夫にする効果があるのと同様、海馬の神経細胞の数を基準値まで維持してくれる成果がみうけられることをマウス実験により判明したそう。

「専門用語でいうと、脳内で起きていることは”神経新生”」と言うのは、この研究に携わった研究者であり、ヒューストン大学の心理学教授、リージャー・リー教授。つまり、脳が新しい神経細胞を形成しているという。新しく神経を形成する力をランニングで活性化することができるんだそう。

アルコールには他にもさまざまな副作用や悪影響を及ぼすため、エクササイズで全てを解決できるとは言えないとリージャー教授は忠告する。

ランニングをすれば、好きなだけアルコールを飲んでもいいという防止策でもないけれど、モチベーションとして外に出てランニングをするのは、体と脳の健康維持につながるだろう。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text:Roisín Dervish-OKaneTranslation: Yukie Kawabata  Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。