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水を飲まずにワークアウトするのは、ガソリンを入れずに車での長旅に出るようなもの。運動をする前、そして運動を終えた後の水分補給は必要不可欠。特に秋冬になると、気温が低いからと水をそれほど飲まずに体を動かしてしまいがち。けれどその時、体の中では水の不足によるさまざまななことが起こっている。さらに、なぜ「水」が大切なのか、その理由にも迫る。オーストラリア版ウィメンズヘルスが解き明かす、水の補給をめぐる話。普段の水の飲み方にも通じるエッセンスがたくさんあるので、要チェック!

筋肉をフル稼働するには、水分補給が必須?!

エスプレッソを2~3杯飲んでから走っても、自己新記録は更新できないだろう。スポーツ医学誌に掲載された論文によれば、運動の前には 「水」 を飲む必要があるという。体が脱水状態に陥ると、ワークアウト中の筋力が2パーセント、体力が3パーセント、耐久力が10パーセント低下するそう。筋肉をフル稼働させるには、運動を始める30分前に、250ミリリットル以上の水を飲むのが良いとされている。

水分は最強のワークアウトパートナー?

おしゃれなスポーツドリンクやプロテインシェイクが気になるかもしれないけれど、実際、体に必要なのは普通の水。体の50パーセント以上は水でできており、組織や細胞、臓器の主な構成要素として体温や血液循環を調節するのも他ならぬ水だからだとされている。

ワークアウト中に軽い脱水症状が現れるのは正常といわれるけれど、水を十分に飲むことで脱水時にありがちな筋肉への「送血量の低下」を最小限に抑えられる。

水分補給することで、リカバリーが早くなる

ハードなワークアウトを1時間行うごとに、体重を構成する水分の1~4パーセントが汗として出て行く。だから水をたっぷり飲んで失われた分を補い、心拍数を下げ、体温を調節する必要があるのだとか。リカバリー中も発汗や排尿によって水分は失われ続けるので、常に水分補給を。
運動後は、30分以内に250ミリリットルの水を飲むのが一般的なガイドライン。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Tara Ali Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。