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がっかりさせてごめんなさい。

健康にいいらしいと喜んでワインを絶賛する私たちだけど、正直なところ、その欠点からは目を反らしがちなのでは?
残念なことに、白ワインにはいくつかの欠点があることが発覚。
米国皮膚病学会誌で発表された最近の研究では、アルコール摂取量の上昇は、顔面の発赤と腫れを伴う皮膚疾患である、酒さ(しゅさ)のリスクを大幅に増加させることが分かった。さらに、白ワインと蒸留酒が特に酒さを発病させる可能性が高いことも判明。
この研究で強調されたのは、アルコール濃度が高いのにも関わらず、赤ワインには含まれる抗炎症性化合物(フラボノイド等)が欠けているのはこの2つの酒類だけだということ。
現役の認定栄養士であり、オーストラリア栄養士協会の広報担当ジョエル・フェレンは、確かにワインが健康に及ぼす利益を称賛する興味深いリサーチはあるが、読むには注意が必要だと語る。
「控えめであれば、アルコールはヘルシーな食習慣やライフスタイルの一部となり得る。でも飲みすぎれば有害になることもあるよ」と、フェレン。
「アルコールのエネルギー量は高いため、体重増加に繋がりかねない。しかも、アルコール摂取と特定の酒類のガンの危険性の関連を示唆する確かな証拠もあるんだ」
例えば2016年に発表されたブラウン大学の研究は、白ワインの摂取が侵入性黒色腫のリスクを高めることを明らかにした。白ワインを飲んだ1日ごとに、黒色腫の危険性が13パーセント上昇。一方、ビール、赤ワイン、蒸留酒など、その他のアルコール類は黒色腫の発症リスクに大きな影響は示さなかった。
この関連性を紐解く理由はまだ特定されていないが、研究者たちは、ワインの種類によっては既存のアセトアルデヒド値が高いことに起因するのでは、との理論を立てている。アセトアルデヒドにはDNAを損傷し、回復を妨げる能力がある。
飲み過ぎはスタイル維持の障害にもなり得る。
一般的なグラスワインは約102キロカロリーだが、たっぷり注がれたグラスでは200キロカロリーに及ぶことも。これはスニッカーズ・ミニサイズのチョコレートバー2本分のカロリー。
「アルコール飲料はエネルギーを供給してくれるが、ワイン、それも主に赤ワインに含まれる生物活性フラボノイド以外の栄養素はほとんど含んでいない」とフェレンは続ける。
「抗炎症物を摂りたいのなら自然食品メインの食習慣にこだわり、フルーツ、緑黄色野菜、全粒粉食品をたくさん食べよう」
重要なのは、控えめな摂取。
「ちょっと健康に良いからって、自由に飲み過ぎていいわけじゃない。ボトル一本ではなく、グラス一杯を楽しんで」

https://www.womenshealth.com.au/article/health/fyi-white-wine-could-be-doing-more-harm-than-you-think

Text: Lauren Williamson Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images