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週末を楽しみすぎてない?
週末はズルをするためにある。ワインを飲んで、夜遅くにレストランでご馳走を食べて、日曜日のバーベキューを48時間で一気に楽しむには週末しかないでしょう? でも、度が過ぎた週末は健康に悪影響を与えかねない。その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

ある研究によって、食事の時間や頻度を変えると “代謝の時差ボケ” が起こることが発覚した。悲しいことに、土曜日ののんびりしたブランチも間違いなくこの部類に入るそう。

この研究が報告するところによると、平日の平均的な朝食時間は起床の1時間後、または午前9時21分頃。ところが週末になると、同じ被験者グループの朝食が10時26分頃まで遅れた。この研究チームは、ビューティースリープという言葉を知らないのだろうか?

でも、この研究が危険性を指摘する悪習慣は他にもある。食べる時間が伸びることだ。この文献の筆頭著者であるシュブロズ・ギル博士によると 「朝食が2~3時間遅れる人は大抵金曜と土曜の夜は夜更かしするので、深夜0~1時まで食べ続ける」 という。

さらに、平日のスケジュールに慣れた体に “ご褒美をあげる” のもよくないらしい。

「電気が普及する前、誰もが月曜日から金曜日まで働いて週末は休むという暮らしがはじまる前は、月曜日と日曜日には何の違いもなかった」 とギルは語る。「起床時間と就寝時間は、主に日の出日の入りの時間で管理されていた」

つまり、ブランチまで食べずにいれば体内時計が乱れるということ。

ブランチでのエッグベネディクトが大好きな私たちへの影響は?ネズミを用いた実験の結果、代謝の時差ボケは糖尿病、肥満、そして高血糖といった健康問題を引き起こす可能性を示している。

でも、週末お決まりのワッフルを諦めるのはまだ早い!

毎日同じ12時間という枠 (例: 朝8時~夜8時) の中で食事をすれば、代謝の時差ボケを完全に回避しやすくなる。

同研究において、人々が食事の時間枠を14時間から10~12時間に減らしたところ、意図的な努力をしなくてもカロリー摂取量が21%減少した。ギルいわく 「決まった時間帯に消費されるものがある」 そう。

食事の時間枠を制限すれば、いつも決まった時間に消費しているコーヒーやカクテルといった時間の影響を受けやすい飲食物を自然と排除し、それによってカロリー摂取量も削減できるかもしれない。

無理でもなさそうな話に聞こえてきた!

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Louis Boroditsky Translation:Ai Igamoto Photo:Getty Images