Ananas, Pineapple, Plant, Fruit, Natural foods, Leaf, Food, Flowering plant, Bromeliaceae, pinterest

グリコール酸を使えばニキビとシワの両方を未然に防げるかもしれない。このグリコール酸、ありとあらゆるピーリング剤や角質ケア商品に含まれているけれど、それにはしっかりした訳がある。

グリコ―ル酸とは?

グリコール酸は、フルーツ酸 (AHA) の一種である角質除去成分で、サトウキビ、ビーツ、パイナップルといった植物にもともと含まれている。AHAの中でも最も分子が小さいので、肌に素早く吸収され、他のAHAよりも短時間で目に見える効果を生み出す。

グリコール酸の働き

マウント・サイナイ病院アイカーン医科大学の皮膚科学助教授、デブラ・ジャリマン医学博士によれば、グリコール酸は毛穴の汚れを取り除き、ニキビを治すために使われるのが一般的。これは、グリコール酸には強力な角質除去作用がある。皮膚細胞を埋め尽くし、毛穴の黒ずみや皮脂の原因となる古い角質を一掃してくれるみたい。

でも、グリコール酸は、肌のくすみや色むら、さらには小じわの改善にも役立つので、アンチエイジング商品やピーリング剤にも含まれている。グリコール酸によってコラーゲンの生成が促進され、肌の外層が厚くなるので、色むらのないふっくらした肌になることを示す研究結果も存在する。

グリコール酸の使い方

ニューヨークのUnion Square Laser Dermatologyに所属するジェニファー・マクレガー医学博士によると、他のAHAと同じで、グリコール酸配合の商品も朝の洗顔後のキレイな肌に使い、その上に抗酸化物質を含む美容液や日焼け止めを重ねるべき。

ジャリマン博士は、グリコール酸配合のピーリング剤か洗顔料の使用を勧めている。

非常にパワフルな成分なので、グリコール酸の商品を使う日には、レチノールやその他のAHAといった角質除去作用のある化合物の使用は避けて。グリコール酸をメインに使うか、他の成分を含む商品と交互に使うかのどちらがいいの?

マクレガー博士いわく、グリコール酸は敏感肌にも使える場合がほとんど。心配なら、まずは濃度の低い商品を試してみたり、1日おきに使ってみたりして、肌の反応を見てみよう。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Grace Gold Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

Headshot of Nana Fukasawa
Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。