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午後8時。スーパーの冷凍室に並んでいる、たくさんのおいしそうな冷凍デザートをあなたは見つめている。ベストなものはどれ? ジェラート、それともアイスクリーム?  どの箱も外見は同じに見えるけれど、中身はどうなの? ここでは、その2種のデザートの違いをお届け。

そもそもジェラートって何?

ジェラートは、基本的にはイタリアのアイスクリームとして分類されるもの。『Italy Magazine』 によると、ルネサンス時代からイタリアで食されていた牛乳、クリーム、砂糖をベースにした冷凍乳製品のデザート。データによると、アメリカでは近年人気が高まっていて、ジェラートの消費量は2015年の39パーセントから、2016年には43パーセントにも増加。

ジェラートはアイスクリームとどう違うの?

一般的に、ジェラートはアイスクリームと、とてもよく似ている。ほぼ同じ成分でできていて、成分の割合が違うだけ。栄養士のナタリー・リッツォは「アイスクリームはジェラートよりも脂肪が多く、通常10パーセントで、ジェラートは5〜7パーセント」と言う。

アイスクリームには卵黄が含まれているけれど、ジェラートにはほとんど含まれていない。クリームと卵黄の欠如によって、ジェラートの飽和脂肪量がわずかに少ない事を理由づけている。もう一つの重要な違いは、食感。ジェラートは、一般的にクリーム色で、濃厚で、深い味わいで、それはどのように作られたかにまで及んでいる、とリゾは言う。ジェラートはアイスクリームよりも遅い速度でかき混ぜるので、アイスクリームよりも混合物中の空気が少ない。

アイスクリームに入った空気は、滑らかでクリーミーな食感となり、ジェラートとは違って柔らかくふわふわしている。でも、ある報告によると、その脂肪の不足を補うためにジェラートの中には、氷結晶を減らし食感をクリーミーにするために、より多くの砂糖を使用しているものもあるという。

ジェラートとアイスクリーム、どっちが体にいいの?

様々な事を考慮しても、どちらもほぼ同じようなもので、好みの問題。「どちららかが、よりあなたのために良いとは言えない。どちらも確かに砂糖と脂肪が豊富なデザートであるため、適度に食べるべき」とリゾ。でも、一般的に、アイスクリームはジェラートよりも、クリームの割合が多いため、より多くのカロリーと脂肪を含むと指摘している。

●例として、イチゴジェラートの2分の1カップに含まれているものは次の通り

カロリー:170キロカロリー

脂肪:7 グラム

飽和脂肪:4グラム

炭水化物:26 グラム

繊維:1グラム未満

シュガー:26グラム

タンパク質:3グラム

●イチゴアイスクリームの2分の1カップに含まれているものは次の通り

カロリー:240キロカロリー

脂肪:15グラム

飽和脂肪:9グラム

炭水化物:22グラム

繊維:1グラム

砂糖:20グラム

タンパク質:4グラム

ただし、すべてのブランドはそれぞれ異なっていて、栄養価や成分はブランドやフレーバーによって異なる。ベストな選び方は、購入する前にラベルを確認すること。

カロリーや脂肪が気にならない場合は、両方とも栄養学的に非常に似ているので、味見をしてみて。"私はジェラートの方が控え目なクリーミーさなので、気に入っている"とリゾは言う。でも、どちらもあなたにとって、善し悪しがあるものではないので、あなたが好きなものを食べて! でも、ご褒美としては、たまにね。禁止する必要はないけれど、毎晩食べることは避けること。あなたがイタリアに住んでいない限り……。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Isadora Baum Translation: Kanako Iwaki Photo:Getty Images