マンモグラフィーってどんな感じ?
本当に、つぶされてばかり! でも、傷はなし!
本当に、つぶされてばかり! でも、傷はなし!
最初の子宮頸がん検査を受けたり、公共の場で初めてのPMSの症状に見舞われたりする様に、マンモグラフィーを受けることは、女性であるが故に行わなければならない作業の一つに過ぎない。それは誰にとっても、理想的ないい時間ではない。
あなたの乳房が手で掴まれ、金属板の間で押しつぶされている間に、医学的必然性よりも、ホラー映画のように、誰かが写真を撮影する音が聞こえる。しかし、必要なことでもある。自己検査や定期的な医師の診察に加えて、マンモグラフィーは、早期で治療可能な段階で乳癌を捉えることができる、重要な手段。これが、アメリカ癌協会が毎年乳房X線撮影を45歳で開始することを勧めている理由だ。(あなたの危険因子に応じて、30〜40歳代にマンモグラフィーを早期に開始したほうが良いか、主治医に勧められるかもしれない。)
では、最初のマンモグラフィーでは、何をするの? 技術的な詳細は非常にシンプル。あなたは上半身の服を脱ぎ、技師がX線を撮影できるようにマシン上にあなたの乳房を片方ずつ、機械の上に位置付けるのを助けてくれる。その後、X線が読み込まれ、数分後から数週間後の間に結果が得られる。しかし、それがどのように感じるかは、その臨床記述とはまったく異なる経験。
不安……? ほとんどの女性はそう! そこで最近マンモグラフィー処女を失った女性たちを取り上げ、本当はどんな体験をしたかを教えてもらった。それはあなたが心配するほど悪くはなさそう。
テネシー州ノックスビルのクリステンMさん
「3回のマンモグラフィー(定期検査2回と診断1回)を行う必要があったけれど、私が思っていた程は大変なものではありませんでした」
「手早く簡単で、私のCカップをまったく傷つけませんでした。」待っている間には、最新のマッサージ用の椅子に座りながら無料のコーヒーを飲み、マンモグラフィーを行ったテストセンターは心地よい場所であったとクリステンさんは言う。ナイス!
ワシントン州シアトルに住むハイディ・Kさん
ハイディさんは、マンモグラフィーに伴うであろう痛みを恐れ、2年間、痛みを伴う乳房のしこりの診察を受けることをためらっていた。彼女の新しいボーイフレンドが状況を知った時、彼は翌日、彼女に電話で診察予約をさせた。
「私は母と妹に一緒に付き添ってくれるように頼んだ。とても怖かったし、恐怖で弱気になっていて、機械に上がる時は、気絶しそうだった。医者はスキャン前に私を落ち着かせるための抗不安薬をくれた。」と彼女は言う。「しかし、マンモグラフィーはちっとも痛くなかっただけではなく、私はしこりが非常に不快であると言っていたけれど、そのしこりは、正常であることがわかりました。」彼女は、2年間乳がんで死ぬかもと考え、苦しんだ毎日の不安の方が、テストの不便さよりもよっぽど悪いものであったことがわかり、すぐにマンモグラフィーを受けていれば良かったと言う。
ミネソタ州ミネアポリスのコーレン・Tさん
「正直言って、マンモグラフィーを受ける事に文句を言う女性は、馬鹿げていると思う。」と言う。最初は授乳中の痛みが激しく、 誰もなぜかわからなかったために、マンモグラフィーを受けたそう。そしてその時の痛みは、マンモグラフィーのせいではなく、母乳のためだった。
「マンモグラフィーはたいしたことではない。それぞれの乳房を2枚のプレートの間に挟んで押しつぶした画像で、指示に従うだけで、すぐに終わる。最も不快な部分は、胸の周りの皮膚を伸ばすとき。胸が本当に敏感な場合は、過敏度が低い月経周期の前半に行くのがおすすめ」
乳房を見知らぬ人にゆだねるのは、気まずい。彼女はいつもマンモグラフィーや毎年の検査を受けるのをやめようと思う度に、母親のことを考える。「私の母親は乳がんの生存者なので、私は、毎年乳房のX線検査を受け、決して不平を言うことはありません」と彼女は言う。「私はこの技術が存在することにとても感謝しています。数分の不快感はあるけれど、私は大丈夫と知るのに値します。」
Text: CHARLOTTE HILTON ANDERSEN Translation: Kanako Iwaki Photo:Getty Images
カリフォルニア州のリッジクレストに住むメガン・Hさん
誰もがマンモグラフィーについてとても冷静なわけではない。カリフォルニア州のリッジクレストに住むメガン・Hさんは、出産レベルの痛みではないけれど、多少の痛みがあったと語った。「私の胸が掴まれ、操作され、つぶされ、強く肌を引っ張られました」と彼女は言う。「私はその後、首まで痛みが走りました。」初めてマンモグラフィーを受ける人達へ、彼女はアドバイスする。
「診察日には、デオドランドを使用しないこと。乳房組織の近くに傷跡があれば、その上にマーカーの付いた細い帯が置かれ、医師が画像をチェックした時に、それが傷跡の組織であることがわかるようにします。ケープのような小さなガウンを着用し、画像の撮影の間に力を入れたポーズをとり、その後はリラックスして検査技師とおしゃべりをします。気まずいかもしれないけれど、彼らに新鮮さを与えるためのちょっとした行為。最も重要なのは、予約をして、マンモグラフィーに行くこと!」
アリゾナ州フェニックスのモニカ・Hさん
「私は非常に小さくて高密度の胸を持っていることが分かり, 撮影は大変だったけれど、必要であれば追加のテストで解決することができるそう。 撮影は不快ではあるけれど、本当に痛いわけではない。何の理由もなくするべき事ではないけれど、医療処置として行うのであれば、それほど悪いものではありません」と言う。
ワシントン州シアトルのシャーリーン・Mさん
「私はマンモグラフィーがどれほど不快なのか、話を聞いたことはありましたが、これまでステージ1の乳がんを患っていた職場の良い友人が私の背中を押してくれました。訊ねた診療所は、彼女を落ち着かせるために一生懸命になってくれた。「とても快適でした。私は温めてあるローブを与えられました。そして、検査技師はとても親切で、すぐに気まずい状況が変わりました。診療所とケアをする人達によって、違った状況にできるのです」
ウィスコンシン州、ミルウォーキーのローリー・Eさん
「大きな乳房は大きなつぶしが必要となります。本当に、強くつぶされるの! でも、傷つきはしないです。一方、痩せた乳房は、より多くの痛みを引き起こす可能性がある、とアイオワ州アイオワ市のアンジェラ博士は言う。
「胸が小さい場合は、胸筋を引っ張って準備することが重要です! 実際に、組織を圧迫するために、機械の上に乗る必要がありました。少し不快だけれど、実際には多くの人がそうであるように苦痛なほどではないわ。」
カリフォルニア州サンディエゴのサラ・Fさん
「私はマンモグラフィーを2回受けていて、乳房のインプラント手術をした後は、痛みが増すと言えます。特にそれが筋肉の下にあるならば、もの凄く押しつぶされる。でも、インプラントだから癌にはならないという理由だけで、スクリーニングテストをパスしても良いということにはならない。数年前に疑わしい腫瘤が見つかり、変化がないことを確かめるために、毎年マンモグラフィーを受けなければならないのです」
マサチューセッツ州ハドリーのエミリー・Pさん
「私は40歳になった時、いよいよマンモグラフィーをしなければと思いました。それに関する苦情を聞いたことはありましたが、私の地域の診療所はとても親切で、注意深く、優しく扱ってくれました」
「技師は胸をつぶしますが、私は2人の子供がいて、スポーツブラジャーを定期的に着用していることもあり、押しつぶされる感覚には慣れていました。確かに不快でしたが、みんなが不満を言う程、拷問の様なものではありませんでした。一番嫌な事? デオドラントをつけることができないこと。機械の上に裸の自分自身を置かなければなりません。脱衣室にはウェットティッシュがあったので、撮影の前後で使いましたが、最後にはクールな写真が出来上がります! 携帯電話でその画像を撮影させてくれて、私はそのマンモグラフィーの画像をFacebookにPSA(Public Service Announcement)として投稿しました」