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女性の美にはさまざまな形がある。本当は自分で自分を「美しい」と思えれば、それで十分なのかもしれない。

でも雑誌やネットに映し出されるモデルや、周りと無意識のうちに自分を比較してしまうことで、なかなか今の体形を愛し切れていない女性も少なくない

そこでウィメンズヘルスは、社会が定義づける「女性の体形」に少しでも幅を持たせられるようスポークスパーソンを務める、日本人モデル、ナオミ・シマダにインタビュー! ロンドンとニューヨークで活動する彼女は、より多くの女性が自分を愛せるよう女性のさまざまなあり方を支持している。そんな彼女の生い立ち、そして彼女が見るモデル業界の現状を聞いたインタビューを公開。

3つの形容詞で自分を表現して

カラフル、楽しい、好奇心旺盛!

生まれ育った背景を教えて

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「私は日本生まれ。10代までは日本に住んでいたけれど、その後はスペインに引っ越して、残りの学生生活はスペインで過ごしたの。ここ10年は、ニューヨークとロンドンを行き来しているけれど、今でも私は生粋の東京ガールだと思ってる」

モデルとして、どのような仕事をしてきたの?

「ここ数年ではナイキやH&M、メルセデス、そして化粧品会社のGlossierと仕事をしてきた。もうここでは『プラスサイズ』って呼ばずに『モデル業』って呼ぶようになっている」

あなたにとってファッションとは?

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「ファッションは自分のアイデンティティーを楽しむこと。そして自己表現の一つだと思っている。でも私はファッションよりもスタイルって言葉が好き。ファッションは『あるべき姿』を強要してくる気がするの。でもスタイルは一つの表現方法」

幅広いサイズを取り扱うことにおいて、モデル業界は変わってきていると思う?

「モデル業界は確実に変わってきていると思う。私が『プラスサイズブランド』のクライアントと最後に仕事してから4年も経っている。今はどのブランドもサイズを問わずにモデルを起用するようになったからね。それに私はイギリスでもアメリカでも、もう『プラスサイズ』の部類には入らないの。イギリスでの私のサイズは14だけど、これはここでは平均のサイズ。だから広告や、モデルのキャスティングもその現実を投影するようになったと思う。近い将来、日本でもさまざまな美の形がメディアにも映し出されるといいな。ここ数年で、少しずつ変わってきていると思うし、どんどんいい方向に向かうことを願っている」

その笑顔の秘密を教えて!

「つらい経験もたくさんしてきたからだと思う。ネタの引き出しをたくさん持っているのも一つの理由かも。生きていく術として、さまざまな難関を乗り越える術として、私たちは笑顔になるんだと思う。それに、幸せっていろんなところから見いだせるものだと思ってる。ここまで生きてこられたことにも感謝しているし、与えられた命にも感謝している。だからこそできるだけポジティブでいようと思うの」

次回は、自分の体を愛してあげられるコツを彼女の言葉を用いてご紹介!

■ナオミ・シマダ
インスタグラム:https://www.instagram.com/naomishimada



Top Photo Credits: Billie Scheepers Photos: Instagram of @naomishimada Credit: Storm Model Management