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同時に数々のタスクをこなす「マルチタスク」と、一つのタスクに100%の集中力を注いで着々と片付けていく「ユニタスク」。あなたはどっち派?

どうやらイギリス版ウィメンズヘルスが見つけたとある研究によると、後者の方が効率的だそう!? 気になる理由と、取り組むために覚えておきたい5つのステップをご紹介。

ロンドン大学の研究結果によると、二つ以上のことを同時に行う「マルチタスク」をすると、脳活動のスピードが減速するらしい。例えば、仕事のメールを送りながら私用のメッセージのやり取りをする、など。なんとマルチタスクをしていると、IQ(知能指数)が10ポイントも低下することも分かっていると言う。それ意外にも、ストレスもたまり、頭はぼーっとし、なかなか睡眠につけなかったり、疲れがたまったりと、負の連鎖が続いてしまうのだとか。

これらの問題を解決するのが、ユニタスク。直感に反するやり方かもしれないけれど、一つ一つ順にタスクを進めていくことは、2つ以上のことを同時にやってしまうより、遥かに効率的だそう。

仕事の生産性アップにもつながる「ユニタスク」に取り組むためには、まず普段の傾向をチェックしつつ、この5つのステップを踏んでみて!

1.「そのうちやる」になっていない? 全てのタスクを分単位でスケジュールに組み込む

いきなりユニタスクをするとしても、どこから始めるかに迷うはず。まずは今すぐできるところからスタートしてみて。例えば、タスクに徹する時間をスケジュールに入れ込んでみる。クライアントとの打ち合わせに1時間当てるのと同じように、終えなければいけない個人のタスクも「10時~11時にやる」と設定してしまうのがユニタスク法。

2.タブをいくつも開いていない? ブラウザーのタブは一つに絞る

ブラウザーで複数のタブを開いたまま作業していない? するとメールに目をやり、次に私用のメッセージに返信し、気付いたら情報サイトのニュースに気を取られている……なんて始末。このような状態ではなかなかタスクも終えられないはず。だから開くタブは一つに絞って。本当に必要なページだけ残して、使わないページは全て閉じる!
これで気が散ることもなくなるはず。

3.携帯の通知に気を取られていない? 通知が来ないように設定を変える

まずは通知が送られてこないようにスマホの設定を変えてみて。本当に集中しないといけないときは、着信にも出られず、通知も表示されない"Do Not Disturbモード=邪魔しないでモード"に設定してみるのがベスト。着信や通知にはどうしても気を取られてしまうからこそ、自ら対策法を練るのが賢明。

4.気付いたらメールの返信に追われていない? 一日の間に「メール返信時間」を確保する

メールの通知も他の通知と同様にオフにするのが得策。その代わりに一時間置きなど、まとめてメールを確認する時間を確保してみて。

5.画面に張り付いていない? 体を伸ばす時間も設ける

脚を伸ばしてストレッチする時間を作ってあげるのも大切。休憩する時間は「取り組んでいるタスクを遮る時間」と考えず、「ご褒美タイム」と捉えて。例えばデスクから離れて、同僚のコーヒーを買ってきてあげるのもすてきな休憩の取り方。座ったままできるストレッチなどを見つけて、オフィスでトライしてみるのも立派なリラックス時間。

慣れるまでには時間がかかるかもしれないけれど、やってみるとマルチタスクをするよりも作業がスムーズに片付くことに気付くはず。今日から早速試してみては?

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Agilene De Villa Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images