その痛み、ケアできるかも? 医師が教える、患者に最も多く見られた「頭痛の原因12」

09 December 2018

その痛み、ケアできるかも? 医師が教える、患者に最も多く見られた「頭痛の原因12」

毎日頭痛を痛み止めで乗り切っていない? 

カリフォルニア州ファウンテンバレーにあるオレンジコースト記念医療センターで医長であり、
疼痛(とうつう)管理の専門家であるメドハト・ミカイル医師はこれに対して「毎日のように頭痛薬を服用していると、腎臓や肝臓に深刻なダメージを与えかねません」と指摘している。今回は、ミカイル医師が診てきた患者の中で、最も多く見られた12の頭痛の原因をUK版ウィメンズヘルスよりご紹介。自分に思い当たる節がないか、参考にしてみて。


1. 筋肉の緊張が頭痛を招く。ストレスのため込み過ぎ

非常に多い原因がこれ。ストレスがたまると、ホルモンが戦闘モードになり、筋肉が緊張し頭痛が生じるよう。でも現代人にはストレスがつきもの。だからこそ心身のストレスを上手に解消する術を見つけることが鍵。


2. 頭痛はPMSの一般的な症状。ホルモンが乱れ

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卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量は、1カ月で変動して体に大きな影響を与えている。PMS(月経前症候群)の症状の一つとして、月経時の頭痛は最も一般的。もしも1〜2日以上頭痛が続くようなら、ホルモンの調子が乱れている可能性があるため、病院でしっかり検査してもらおう。


3. 薬の服用と、生活習慣を変えることで改善に挑める。高血圧持ち

「頭痛の原因が高血圧によるものだという事実に驚く患者さんは多いです」とミカイル医師。血管に圧力がかかると、脳内の血管が拡張し、慢性頭痛を引き起こす。幸い、高血圧の治療で薬を服用し、生活習慣を変えることでこのタイプの頭痛は治るようだ。


4. 痛みが生じる部位から離れた場所に痛みを感じさせる? 歯のトラブルを抱えている

虫歯や歯周病の痛みや、顎関節症(がくかんせつしょう)や筋肉のこわばりによる「顎の痛み」から起きるタイプの頭痛もあるそう。これは痛みが生じる部位から離れた場所で、痛みが起きる「関連痛」という歯トラブルの一般的な症状の一つ。定期的に歯科検診に行っていたとしても、頭痛が改善されない場合は必ず医師に伝えるように。


5. 休まらない筋肉+ストレスホルモンの分泌のダブルアタック。睡眠不足

睡眠不足は生活に支障をきたすもの。腰回りが太りやすくなったり、ジャンクフードが食べたくなったりするのも、睡眠が足りていないことが影響しているよう。記憶力は低下し、気分もイライラ。さらに、慢性睡眠障害は慢性頭痛を併発させてしまうとか。

休まらない筋肉により緊張性頭痛を引き起こし、睡眠障害はストレスホルモンを分泌し始める。「この二つの要素が頭痛を発生させます」とミカイル医師は説明している。


6. 微々たる量で効果が激変。カフェインの飲み過ぎ

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少量のカフェインは鎮痛効果があり頭痛に効くって知っていた? 鎮痛剤「エクセドリン」の主な成分としてカフェインが含まれているのはこのため。でも逆に取り過ぎてしまうと頭痛の原因にもなり得るそう。カフェイン作用の効果は個々で大きく異なるため、ミカイル医師はカフェインの摂取を完全に控え、それでも頭痛が治まらない場合は少量を摂取してみることを提案している。


7. 質の高いお酒は頭痛につながりにくい? 安いお酒に注意

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二日酔いの嫌な症状と言えば、頭痛。だけど飲むお酒の種類によって翌朝の症状が違うって、知っていた? 特に頭痛をもたらすのは、安いワイン。

安いワインに含まれる酸化防止剤の亜硫酸塩や濾過の工程を始めとする、さまざまな要因が頭痛を引き起こすとされている。ワインを飲んで頭痛がひどいようなら、少し高めのワインに手を出してみるのも手。


8. 頭痛の原因は、大好物? 特定の食べ物

砂糖を摂取して頭痛が起きる人もいれば、ホットドッグを食べて頭痛が起きる人もいる。共通して言えるのは、この二つは加工食品であるということ。全粒穀物や果物、野菜、加工されていないお肉を中心とする食生活に変えてみると、頭痛がなくなるかもしれない。ちなみにミカイル医師の患者で最も多かった頭痛を引き起こす原因の食べ物はなんと、チーズだったそう。


9. 原因を探り当てることが大切。アレルギーや過敏症持ち

特定の匂いや光、味、感覚に敏感な人やアレルギーを持っている人は、これらが原因で頭痛が起きてしまうそう。原因物質を特定したい場合は、頭痛が起きたときに日記をつけてみて。


10. 正常な細胞も攻撃してしまう。自己免疫疾患持ち

慢性頭痛は、脳や脊髄のあちこちで病巣ができる多発性硬化症やさまざまな臓器や場所に症状を引き起こす全身性エリテマトーデス、関節炎、神経損傷のような自己免疫疾患の初期兆候として表れることがあるそう。これは免疫系が正常な細胞にまで過剰に反応を起こし、攻撃してしまう疾患。心配な場合は病院へ。


11. 職場あるある。長時間崩すことのない体勢

仕事関連の緊張型頭痛は一般的で、仕事関係のストレスはもちろんのこと、働き方が頭痛の原因となっているケースも少なくない。例えば、長時間同じ体勢でデスクに座り、パソコンの画面を眺めている場合。頻繁に休憩をとりながら立ち上がったり、ストレッチをしたり、歩いたり、体を動かしてみよう。


12. 目の疲れや前かがみの姿勢も原因に。スマートフォンの使い過ぎ

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1日中スマートフォンを眺めていると首への負担、画面が放つ光による眼精疲労や前かがみの姿勢が、頭痛につながるそう。この記事をスマートフォンで読んでいるのなら、今から10分間のストレッチ休憩をとって体を休めてあげて。

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Charlotte Hilton Andersen Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images

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