後悔する前に。『最高の飲み方』監修者に教わる、二日酔いを軽くする方法

29 December 2018

後悔する前に。『最高の飲み方』監修者に教わる、二日酔いを軽くする方法

明日は仕事だというのに、断れない飲み会へのお誘いが。終電まで飲むこと覚悟でついていったと思ったら、翌朝とんでもない二日酔いに見舞われる。週末ならまだしも、次の日が仕事の場合はどうしても回避したい二日酔い。そんなときに使える簡単な方法を、『最高の飲み方』の監修者であり、肝臓専門医である浅部伸一先生に伝授してもらった。


「健康的な飲酒量」とは、ほんのわずか

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そもそも"健康的にお酒を飲める量"とは一体どれくらい? 「厚生労働省によれば、1日20グラムです」と答えてくれたのは、著書『最高の飲み方』を監修する浅部伸一先生。これはビール中瓶1本ほど、日本酒1合弱と普段から飲む人にとっては微小。「20グラム以下であれば比較的健康的に飲める、と厚生労働省が挙げている指針です」

ところが最近ではもっと厳しくした方がいいのでは、という論文も出てきていると先生は言う。「現代は長生きが主流で、長期にわたるり刺激物アルコールの摂取がどれだけ害を及ぼすか、より理解も深まってきたのでしょう。厳しくしようとしているのは、そのせいかもしれません」と浅部先生は解釈している。


二日酔いを防ぐ一番効果的な方法は、1時間の「ノンアルコールタイム」

二日酔いになっている状態は「明らかに健康ではない状態です」と浅部先生は断言。そこで最も現実的な対策として「アルコールの摂取量を抑えること」が先生の提案。でも酔いも回り、周りが盛り上がっていると、飲まないという決断はなかなか下しにくいもの。

そこで浅部先生がおすすめしているのは、飲み会の途中にノンアルコールを挟むという手法。「大体飲み会でとは味も楽しまずに、ただだらだらと飲んでしまうものことが多いのです。だから最初の乾杯はアルコールにしたとしても、途中間1時間ほどはノンアルコールに切り替えてみる。そうすれば水分補給にもなります。その時間はお酒を飲んでいないので、結果として飲む量が減る可能性も高いです。『アルコールと一緒に』ではなく、『アルコールの代わりに』飲むことがポイントです」。ウーロン茶や水、ノンアルコールビールなど、お酒でなければ飲む物には特にこだわらなくてもいいそう。

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「例えば私も2次会があるときは、2次会でも乾杯をしないといけないので、1次会の後半をノンアルコールで済ませることもあります」と浅部先生。「お酒を全く飲まないと思うとなかなか実践しにくいですが、この方法であればそこまで苦痛にもならないと思います」

1時間ノンアルコールに変えたら酔いも冷めてしまうのでは……なんて思うかもしれない。ところが浅部先生によると「1時間で分解できるエタノールはおよそ4、5グラム」だそう。「つまりビール1杯分ほどです。その間に『アルコールが抜ける』可能性は低いでしょう。『飲む量を減らすため、水分補給のためにノンアルコールを飲む』という考えの方が正確です」

今度飲み会に出席するときは、自分の体調を見計らって少しの間だけノンアルコールにスイッチしてみよう。意外にも気軽に取り組めて、翌朝のつらい二日酔いも少しばかり軽くなってくれるかも。

■今回お話を伺ったのは……
浅部伸一(あさべ・しんいち)先生
自治医科大学附属さいたま医療センター消化器内科元准教授 肝臓専門医。専門は肝臓病学、ウイルス学を専門とし、現在はバイオ医薬品企業アッヴィ合同会社に所属している。好きな飲み物はワイン、日本酒、ビール。著書『酒好き医師が教える 最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない』監修者。

Photo: Getty Images

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