野菜やフルーツをたっぷり摂るのはいいことだけれど、中には花粉症の症状が悪化させたり、口の中の痒みや喉のイガイガを引き起こす「口腔(こうくう)アレルギー」を発症させたりするものもある。イネ科の植物に過剰に反応する人は、セロリや桃、トマトに反応しやすいそうで、キク科(ブタクサ)の植物に鼻がむずむずする人は、メロンやバナナ、ズッキーニに反応しやすいのだとか。
さらにアメリカのアレルギー財団の調査によると、最も一般的であるアレルゲン、カバノキ科に反応する人は、さくらんぼやニンジンを食べると舌がヒリヒリすることもあるそう。これらは全て、免疫システムが特定のフルーツや野菜を花粉と勘違いする「口腔(こうくう)アレルギー症候群」の例。症状は比較的軽く、特定の野菜を食べてから数分すると落ち着いてくるみたい。呼吸困難などはかなりまれなケースとされている。
対策
タンパク質は野菜やフルーツの皮にぎっしりと詰まっていることが多いけれど、アレルギーの原因となるタンパク質は火を通すと分解してくれるそう。食べるときは皮をむくか、やわらかくなるまで火を通して。