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仕事に追われてバタバタした1日の終わりには、整理整頓されている家でほっと一息つきたいもの。でも忙しいと、支払いしないといけない請求書が散乱、食器はシンクに置かれたまま、洗濯物は干しっぱなし……と私生活がいつしかカオス状態に。

そこでイギリス版ウィメンズヘルスは、整理術を指導する会社、「TaskRabbit」に勤めるお片づけのプロ、オリー・ヌヴーに、簡単なお片づけのアドバイスを教えてもらった。

1. 書き方次第で効率もアップ。現実的、かつ具体的な「To-Doリスト」を書く

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効率的に作業をする上で欠かせないのが「To-Doリスト」。でも終わりが見えないようなタスクの量や、曖昧な書き方ではむしろ逆効果。「まずは、やらなければいけないことを全て書き出して」とオリー。

「次に、今日中に済ませたい最も重要なタスクを3つまで絞り、目立つように色付けをしよう。今日の優先事項が明確になったら、あとはその日の計画を立てるだけ。優先順位をクリアにすると、1日の現実的なプランを練りやすくなる」

紙を何枚も使ってしまうと、後々混乱を招いてしまうので、リストは1枚にまとめよう。用事を済ませるたび、その場で消去していけるスマホで「To-Do リスト」を管理するよう、オリーは勧めている。

2. 一気に全部やろうとするのはNG。一カ所ずつ片付けていく

きれいに片付いた寝室はとても居心地のいいもの! そんな快適なスペースを作るには、複数箇所を同時に片づけるのではなく、まず一つの部屋だけに徹すること。それができれば、ほかの部屋も片付けやすくなるそう。ここで覚えておきたいのは、「いらないものを別の部屋に移す行為」は片付けのうちに入らないということ。

「心に余裕を持たせるには、まず洋服がしまってあるタンスや細かいものがしまってある引き出しなどから取り掛かって」とオリー。「第一歩としては、物を全て取り出したら、キープするものと捨てるもの、寄付するもの、と3つの『山』を作ること」

そうすれば、もう着ることのないトップスも一目瞭然に。定期的に「山」を作り、自分の持ち物を把握する時間を設けるのも、片付けのいい習慣づけ。

3. 捨てるにも捨てられないものは、まとめて「一カ所」に仮で保管

「いつか役に立つかも……と思って捨てられない物に関しては、保管しておく小さなスペースを作るのがおすすめ。引き出しの中で散乱しているものをいったん取り出してしまえば、しばらくは引き出しがごちゃごちゃするのを防げるはず」とオリーはアドバイス。「いらない物は週単位、もしくは月単位で処分するように」

いつか使うかも……の部類に入るものを収めておくのは、引き出し一つまで。

4. 私用でも、きちんと終えたいタスクには「デッドライン」を設ける

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「請求書の支払いや洋服ダンスの片付けなどは、『To-Doリスト』のなかでも優先順位が低くなりやすいもの。でも仕事以外のことにも目標や期限を設けて、毎日そのための時間を割くようにしてみて。『終えるべきタスク』と捉えると効率もアップするので、『To-Doリスト』からすばやく消化できるようになる」とオリー。

5. タスクを完了した後は、「休息時間」も忘れずに

「タスクを素早く片付けてしまいたい理由の一つは、本当に『やりたい!』と思うことに最大限時間を割けるようになるため」とオリー。「部屋の片付けやタスクをこなしていけるよう、努力するのも大切。でもそれを終えたら、半日、あるいは週の半分、もしくはまるごと1カ月でも、『自分のための時間』を設けよう。タスクを片付けるのも大切だけど、効率性アップに伴い時間が節約できたときに、『羽を伸ばす時間』が作れないと、せっかくの努力ももったいない」

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Ollie Neveu Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images