20代のうちは新たなスキルの吸収力も抜群!? 「発達中」の脳と「発達後」の脳の違いって?

09 April 2019

20代のうちは新たなスキルの吸収力も抜群!? 「発達中」の脳と「発達後」の脳の違いって?

20歳にもなれば社会的には「成人」として認められるけれど、英『The Independent』誌によると、私たちの脳はそれほど早く大人にならないそう。ロンドンのオックスフォードで開かれた医学アカデミーでは、人間の脳が「成人」するのは30代に入ってからであることが判明。そして発達している期間の行いが、よくも悪くも後々響くそう。その研究内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

英ケンブリッジ大学の神経科学者、ピーター・ジョーンズ教授は同アカデミーの中で、「20年ほどで脳が成熟するというのは、あまりにも不適格であることが近年の研究を通して明らかになっています。実のところ、脳は30年かけて少しずつ発達するものなのです」と説明。

『The Teenage Brain(10代の脳/反抗期と思春期の子どもにどう対処するか)』の筆者、フランシス・E・ジェンセン医学博士も『メンズヘルス』誌に、「人間の脳は30歳に近づくまで完全には発達しない」と話している。

ジェンセン博士によると、脳が発達しているときこそ、人間は新たな物事を速いスピードで吸収できるとか。さらに睡眠アドバイザーのクリストファー・ウィンター博士いわく、頻繁な夜更かしによる影響が部分的に相殺されて、30代になると深く眠れるようになるそう。でも、脳がまだ発達中の段階でアルコールや薬物を過剰に摂取すれば、長期的な悪影響が出る可能性も。

実際に、2018年6月の精神医学誌『JAMA Psychiatry』に掲載された論文は、思春期真っ盛りの男女の大麻への反応を記した69本の研究結果をレビューし、しょっちゅうハイになる若者は、しらふの若者に比べて記憶力テストの結果が悪い傾向にあり、新しいことを学び、問題を解決するのが苦手であることを明らかにした。

もちろん、年齢を重ねるごとに脳も衰えていくのは仕方がないこと。そんななか、できるだけ脳を若々しく保ち、シャープな記憶力と思考力を維持するためには適度な運動、瞑想(めいそう)、ヨガが役立つそう。何かしらの運動を始めないと……と思っていたなら、脳を健康に維持するためにも、フィットな生活に踏み切ってみては?

 

※この記事は当初、アメリカ版メンズヘルスに掲載されました。
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Melissa Matthews Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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