Food, Fruit, Plant, Vegetable, Natural foods, Produce, Superfood, Vegan nutrition, Ingredient, Vegetarian food, pinterest

今日は「ごみゼロの日」! 今回ウィメンズヘルスでは、ごみゼロ生活に必要となる3つの基本ステップを、参考にできるインスタグラムとともにご紹介。この日を境に、ごみゼロ生活に一歩近づいてみては?

「ごみゼロ生活って何?」と思った人は、こちらも合わせてチェックしてみて。

新しいものを買うことや、捨てることには慣れているのに、ゴミ箱に捨てたものが流れ着く先を私たちは日々、忘れがち。ごみの中でも特に厄介なのは、生分解できないプラスチックのごみ。そのせいで、年間800万トンものプラスチックが海に流し込まれていることは、耳にした人も多いのでは? ここ最近では、22kg分ものプラスチックをため込んだくじらの死体がイタリア、シチリア島の海岸に打ち上げられたばかり。

でも、いざプラスチックをはじめとするごみを減らそうと思っても、その手段をパッとイメージできない人も少なくないはず。そんな人のためにも、インスタグラムをはじめとする身近なところから学べる「基本ステップ」をご紹介!

STEP 1. REDUCE WASTE <初心者編:ごみを減らす>

Grocery store, Selling, Natural foods, Whole food, Supermarket, Shopkeeper, Food, Retail, Local food, Convenience store, pinterest

初心者はここからスタート! 新しいジーンズから日用品、食べ物まで、実は家にあるものを買い溜めしようとしていない? ストレスで浪費してしまった……なんてこともあるかもしれない。でもまずは、「すでに持っているものを使い切ってから買う」「持っているものをとことん使い倒す」というマインドに切り替えてみて。さらに、買いものをするときは必ずマイバッグを持ち歩いて「袋はいりません」を徹底する、プラスチック容器に入った飲み物や食べ物は極力買わないようにする、の2点も、このステージで癖付けよう。

参考になるインスタグラム/@stacysullivan_
ステイシー・サリバンは、ごみゼロ生活に役立つ便利アイテムが並ぶオンラインストア、「PUBLIC GOODS」の創始者であり、ごみゼロ生活を実践している一児の母親。彼女は、空になった瓶にラベルをつけてアーモンドオイル、重曹、そしてホワイトビネガーの容器として再利用している。この3つを混ぜ合わせると、自家製食器洗剤が作れるとか! 自身のごみゼロ生活を隅々まで発信している彼女のインスタグラムをフォローすれば、ごみゼロ生活に必要なアイテムもわかるはず。

instagramView full post on Instagram

STEP 2. LOW WASTE <中級者編:材料や原料を調べたうえで買い物する>

ステップ1が習慣づいてきたら、今度は消耗品をサスティナブルなものに置き換えていこう。まずは、キッチン周りや、台所などプラスチックがたくさんある場所から手をつけてみて。たとえばプラスチック容器に入った石鹸は、今後固形のものを使うと決めてみたり、ソープディッシュやその他容器でステンレスに変えられるものは変えてみたりするだけでもプラスチックの量はぐっと減るもの。もの選びの基準にするのは、以下3点。

・ 極力、プラスチックで包装されていない&作られていないものを選ぶ
・ せめて、再生プラスチックを使っているものを選ぶ
・ 保存容器には、グラスやシリコン(主に食べ物を入れる用)、またはステンレス(主に洗剤など液体ものを入れる用)を使う

エディターMIKUのおすすめ代用アイテム

Sock, Fashion accessory, Textile, Wool, pinterest

①「エコベール」の食器用洗剤
「エコベール」の洗剤の容器は100%再生プラスチック。洗剤自体も再生可能な植物とミネラルを使っているので、肌にもやさしい。それでいてしっかり落ちるところが優秀。香りが非常にいいのもおすすめできるポイントの一つで、食器洗いを楽しくしてくれる。

Amazonで詳しくみる

②「エコストア」の石鹸
体用の石鹸には、パッケージに紙を使用している「エコストア」のものをチョイス。エコストア恵比寿店は、自分の容器を持ちこむと、洗剤も柔軟剤も石鹸も量り売りしてくれる、ごみゼロライフの強い味方。店頭では、袋が有料なところも◎。

Amazonで詳しくみる

③びわこ布巾

食器用スポンジも実はプラスチックのかたまり。食器洗剤を使わずに洗えると聞きつけて、MIKUが購入したスポンジの代用品は、びわこ布巾。しぶとい汚れにはちょっぴり食器用洗剤が必要で、予洗いも欠かせないけれど、基本的には洗剤なしでもつるんと仕上げてくれる。煮沸消毒すれば繰り返し使えるので、汚れては買うを繰り返さなくてもいいところが◎。

Amazonで詳しくみる

参考になるインスタグラム/@theproviderstore
オーストラリアにある「The Provider Store」は、エシカルとサスティナブルを軸とする、日用品のお店。創始者のタラが日本と北欧のデザインにインスパイアされていることもあり、日本人が手掛けた品も多く並ぶ。もちろんプラスチックは一切不使用。つい骨董市に出掛けたくなるようなフィードをスクロールしていると、日用品一つにしても、こだわりを持って選びたくなる。

プラスチックの代用品アイデアが欲しいときは、@plantedinthewoodsのフィードもおすすめ。キッチン用品からお風呂で使えるお掃除道具、そして美容アイテムまでがきれいにまとめられているので、代用品に迷ったときはチェックしてみて。

STEP 3. ZERO WASTE <上級者編:DIY>

最終ステップは、何から何までDIYしてしまうこと。ここまでくれば、ごみゼロ上級者! 徹底的にごみゼロ生活を送っている人の多くはシャンプーから保湿クリーム、歯磨き粉、そして掃除用スプレーまで、全部DIYしているケースが多い。

このライフスタイルを実践してきた代表的存在といえば、5年分のごみを453g(=16oz)の瓶に詰めることに成功しているごみゼロブロガー、ローレン・シンガー。

彼女は、ごみゼロ生活をはじめた当初、歯磨き粉をココナッツオイルと重曹で、ローションをココナッツオイル、シアバター、ココアバターとスウィートアーモンドオイルで作っていたとか。

参考になるサイト/The Zerowaste Japan
日本に住む2児の母、ランさんが運営するごみゼロ生活のサイト。日本で手に入る材料でさまざまなDIYレシピを紹介しているので参考にしてみて。
※ サイトは全編英語のため、翻訳ツールを活用して

Blue, Water, Sky, Space, Photography, Aerial photography, pinterest

何もしないことは、もはや海洋汚染に加担しているようなもの。地球の危機を知りながら何もしないより、まずは簡単なことから始めてみてはどう? 段階を踏んで生活に取り込んでいけば、意外と簡単に習慣化できる「ごみゼロ生活」は、おしゃれに楽しむとより一層続けやすくなるはず。地球にやさしいライフスタイルは、「明日から……」と言わず、今日から始めてみよう!

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がウィメンズヘルスに還元されることがあります。



Photos: Getty Images