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体重計を読み解く4つの問いかけ。

体重計に乗ってみたら、魔法のように体重が減っている。やったー……! と思ったことはないだろうか。しかし手放しで喜んだり、自分へのご褒美に隠しておいたチョコを食べたりする前に、本当に減量できたのか、単に水分が不足しているのかを知っておいて損はないかも。

そこで、脂肪が落ちているのか、体が乾いているのかを自己診断できる項目を専門家に尋ねてみた。以下の設問に答えよう。

最後に体重を測ったのはいつ?

一朝一夕で減量はできないし、時間以内にグラム以上の脂肪が燃焼されることは非常に少ない。健全なダイエット方法で減量しているならなおさらそうだ、とワシントンDCの管理栄養士ジェシカ・スウィフト。けれど、一日・一夜にして最大キログラムの水分を失うことはありえるという。朝起きて昨夜からキロ体重が減っていれば、そのほとんどが水分というわけだ。先週測ってから同じ量が減ったなら、脂肪が落ちている可能性のほうが高い。特に、先週と今週とで同じだけ体重が減っている場合はそうだ。

減った量は安定してる

スウィフトさんによれば、「本物の体重減少は継続的で、水分量は上下する」とのこと。一日1キロ水分が減ることがあるなら、やはり同じだけの時間でまた増えるということだ。体重計に乗るときは毎回、日にちの経過に伴う減量の傾向を探ろう。普段よりもずっと体重が減っていれば、水分不足かもしれない。

そこで役に立つのが、体重の記録を取ることだ。できるだけ計量時の条件を一致させるには、朝、なるべくトイレに行ってから朝食前に測ろう。

24時間以内に食べたものは?

何週間、何ヶ月と時間をかけていくと、脂肪の減量には食生活が大きな影響を与えてくる。一方で、絶えず変動する体の水分量に大影響するのは24時間以内に食べた物だ。

塩分も炭水化物も健康には必要不可欠な栄養素だが、摂りすぎるといつもより多く水分を体に溜め込んでしまう、とスウィフト。逆に塩分と炭水化物を摂らないと急激な水分量低下につながる。これは、低炭水化物ダイエットで多くの女性がすぐ減量する仕組みでもある。直近の食事に含まれる炭水化物や塩分が今までよりずっと低いなら、水分量の低下が体重計に現れているそう。

今、月経周期のどの時点?

体が水を溜め込むのはPMSの症状としてよく知られているが、その時増えた水分は生理が来ると減り、排卵期からしばらく後まで安定するとスウィフト。月経周期が体重に及ぼす影響も確かめよう。生理中、及び生理直後はおそらく今までより体に蓄えている水分が減っているのだ。生理痛に耐えたことへの見返りとでも呼ぶべきなのかも。

http://www.womenshealthmag.com/weight-loss/weight-loss-or-water-weight

Text by K. Aleisha Fetters Translated by Emi Ito Photo:Getty Images