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手よりも効果的に肌を洗い、角質を見事なまでに取り除くことで知られるボディタオル。果たして、肌に良いのか悪いのか? 肌の専門家によると、どちらかと言えば後者みたい。

使用後の濡れたボディタオルには、暖かく湿った環境のせいで、数分のうちに何万ものバクテリアが住み着き、カビが生え始める。「バクテリアは驚くほど速く、大抵20~30分のうちに増殖する。そう考えれば、24時間後の状態は想像できるはず」 と語るのは、Expert Aesthetics by Dr Jonquille Chantreyの美容外科医マイケル・バーニッシュ。

「いつも通り体を洗っているうちに、このバクテリアは簡単に皮膚に入り込み、感染症、ニキビ、さらには病気まで引き起こす。角質を落とそうとボディタオルでゴシゴシ洗っている場合には、その危険性はさらに高い」

ということは、ボディタオルを毎日洗濯しない限り、洗顔のたびに手で細菌を顔に塗りたくっている可能性が高いのだ。

問題はそれだけではない。しゅさ、ニキビ、湿疹が出来やすい肌にボディタオルを使うと、肌に摩擦や刺激が生じる。バーニッシュ医師も 「激しくこすりすぎたり、あまりに頻繁に使ったりという力頼みの角質除去は、肌を敏感にし炎症を引き起こす。これでは肌の健康状態も見た目も悪くなる」 と注意を促す。

それでもボディタオルが使いたいなら、次の5つの点を確かめて。

1.やわらかく、肌にやさしい素材である。

2.使用後は必ずキレイに洗う。

3.湿った状態で放置しない。

4.殺菌効果を高めるために、必ず高温の水で洗う。

5.洗濯に際しては、柔軟剤や香り付きの洗剤を使いすぎないように。顔は敏感なので、このような化学物質に反応しやすい。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Natalie Lukaitis Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images