マインドフルネスとは自分の周りの世界をしっかりと観察すること。そして自分の感覚に集中すること。
通勤中に忘れられがちの感覚と言えば「触覚」。電車に座りながら、この洋服はどんな着心地? シートはどう? 暑い? 寒い? と自分に尋ねてみて。
もし満員電車に乗っていて暑いのなら、暑い中でもどこか身体の一部で風を受けているところがないか気を付けてみて。それか、人に押されている部分ではなく、少し空間があるところはないか探して。
そして周りを見回して様子を観察してみて。でも普段の場合、「視覚」からの情報は多すぎる。そこで、自分の周りだけをSFの映画のようにスキャンするようなつもりで見てみて。天井から床まで小さなことにも目を凝らして。
周りの人々の様子はどうか。楽しそうにしているのか、不機嫌そうにしているのか? みんな一人? それとも誰かと一緒にいる? 車両の中やバスの中を見渡してどんな色が見えるか? 中はきれい? 外の景色はどうか?
電車もバスも音であふれている。そこで、「聴覚」を使ってよく耳をすませて。喋っている声、空気が動く様子やエンジン音やドアが開く音、外からの音など。色々な音があるのだから、ヘッドフォンを外して音を聞いて。
「嗅覚」も大切。あまり好ましく思えないかもしれないけれど、外の匂いもすべてが嫌な匂いという訳ではない。
分かりやすい食べ物や人の匂いだけでなく、バスにも電車にも独特の匂いがあるので少し注意をしてみて。
マインドフルでいることは難しいことではないけれど、集中する必要がある。
http://www.womenshealthmag.co.uk/health/stress/2911/keep-calm-and-commute-on-how-to-practice-mindfulness-on-your-work-journey/